まりんさん
投稿日時: 2021/08/10 13:53
長年めまいで悩んでいます。
沢山の病院で検査をしましたがどれも異常がなく原因不明で困っています。
私のめまいの症状は回転性めまいで、ゆっくり景色が流れて見えたり自分自身が回って感じたりします。
テレビを見ていてもじわーっと回って見えたりスーパーなどの陳列棚を見ると平衡感覚がおかしくなるような感じになります。
めまいの他にはたまに動悸と息苦しさ、喉がつまったような感じになったり首や頭が重くなります。
もし何か分かることがありましたら教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
まりんさん、こんにちは。
お訴えから察するに、視覚や平衡感覚に影響を及ぼす「浮腫み」がめまいに及んでいるのでは?とお見受けします。実際、仮性近視に代表される視覚異常には、漢方でいう水毒(≒浮腫み)が関わるケースが少なくありません。要するに、視覚やピントの調節には、眼周辺の体液・血液の循環が深く関わっているという話で、裏を返すと体液・血液が上手に巡らないと(≒滞ると)、目や耳の感覚器官は「めまい」という形で機能障害を起こすと解釈できると思います。
ただ実際のところ、水分・血分(≒体液・血液)の滞りは目や耳の周辺に限らず、「循環障害」や「代謝障害」という形でより広範に解釈されます。そして「機能障害」としてのめまいは、気病(≒気の失調)と見立てられますから、からだの何処かで生じる水分・血分の滞りが災いして、気の巡りが損なわれ、その影響・余波が頭に及ぶと「めまい」に転じるという流れです。また一方で、そのように考えていくと、平素から気が不安定な人の方が、それだけ水分血分の滞りの影響を被りやすいという一面もあります(※元が不安定なだけに、さらに歪になりやすいという話です)。
・・・というように考えると、気血を整えつつ、浮腫みを去る(≒利水を促す)という面で苓桂朮甘湯が向くと思います。実際、苓桂朮甘湯は目にまつわる不調にも応用が利く処方ですし、「気の上衝」と解釈される動悸や意苦しさ、不安感などにも用いられます。また合わせて、「眼虚して頭旋し陰風内に起これば、天麻にあらざれば除く事あたわず」とも称される「天麻」という生薬を併用するとさらに効果的と思います。実際の漢方薬の詳細に関しては、専門家に改めてご相談下さい。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/08/10 22:38
まりんさん さま
こんにちは。
原因不明のめまいでお悩みとのこと、おつらいことと存じます。
「テレビを見ていてもじわーっと回って見えたりスーパーなどの陳列棚を見ると平衡感覚がおかしくなるような感じ」
ということから、ホロプシーの症状に合致すると思います。
漢方的には、於血と水毒の体質が合わさった感じになります。
体質改善の漢方薬としては、第一選択としては、苓桂朮甘湯がいいかもしれません。
「動悸と息苦しさ、喉がつまったような感じ」は、自律神経失調症の方によく見られる症状です。
漢方的には、気滞の体質です。
体質改善の漢方薬としては、半夏厚朴湯がいいかもしれません。
漢方薬はお試しになる前には、専門家にご相談ください。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2021/08/10 17:25
まりんさんからのコメント
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