ゆーみんさん
投稿日時: 2021/10/02 21:10
5年ほど前から頭の震えに悩んでいます脳神経内科で本態性振戦と診断され今もアロチノロールを服用していますが震えはだんだん酷くなってます 外に出るのも恥ずかしくて外出も減りました 漢方薬で少しでもよくなればと思っています よろしくお願いします
ゆーみんさん、こんにちは。
振戦は、筋繊維の機能・作用に関わる神経系・末梢血管系の障害によって引き起こされると考えられます。要は神経がや末梢血管が緊張して、筋繊維から「血の気」か引くことで、筋肉本来の働きが妨げられ震えを起こすという訳です。こうした反応は不随意的なもので、自律神経の突発的な緊張による「強張り症状(※武者震いの様相もこれに近い)」として誘発されるケースもありますが、慢性的な症状では症状を繰り返す中で、血の気がますます薄れていくのだと思います。この点は、アロチノロールでもって、血管を広げる治療を行なっている点とも合致します。また恥ずかしさや不安といった感情も、この現象に拍車をかけるかもしれません。また一方で、先に述べた神経系・末梢血管系の機能障害は、「運動障害」という形で中枢神経(脳)とも関係が深いです(※本態性と診断されたのであれば、重篤な病気の影響は少ないとも言えますが・・・)。
病態としては、震えを繰り返す中で血の気が薄れていくと、相対的に「空虚」になったり、水毒(むくみ)の発生に繋がることが想定されます。故に、空虚な状態を改善する目的で気血を補いつつ、巡りを整えていくと、老廃物である水毒も除きやすくなると思います。漢方薬としては、肝に作用するものが向くと思います。五臓の肝は、自然界では「木」に属するので、木が有するしなやかさ(弾力性)を養うと、寛容に向かうことが期待できそうです。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/10/04 16:06
ゆーみんさん さま
こんにちは。
本態性振戦による頭の震えでお悩みとのこと、おつらいことと存じます。
漢方にても、本態性振戦は治りづらい疾患です。
基本的には、脳機能の加齢にともなう疾患のひとつだと思います。
ひどい場合は、パーキンソン症候群が隠れていることも考えられます。
漢方としては、いわゆる内風や外風によるものによって引き起こされるとされています。
漢方薬としては、廣東牛黄清心元や、抑肝散加陳皮半夏、半夏白朮天麻湯、釣藤散などが効くことがあります。
漢方薬は、お試しになる前には専門家にご相談ください。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2021/10/04 14:31