花屋の政さん
投稿日時: 2021/11/21 21:56
質問です。今服用中の帰脾湯に当帰芍薬散を併用しようかと検討中です。冷えが酷いです。帰脾湯だけでは力不足なのかそれとも虚証だと時間がかかるものなのかわかりません。もし悪い兆候がないなら長期間(例えば半年くらい)にわたって服用しても差し支えないでしょうか?冷やさないようにはしてます。冷たい飲食は避けてます。今朝も厚手の靴下や手袋を付けて外出したが指先が冷たかったです。よろしくお願いします
花屋の政さん、こんにちは。
当帰芍薬散は、冷えむくみ(血虚+水滞)やそれに伴うコリ・痛み(立てば芍薬の「立つ」とは水滞に伴う痛みを指す)に用いる漢方薬です。然るに、花屋の政さんが冷えを覚える場所が色白傾向とか、浮腫を伴う場合には有効だと思います。ただ、当帰芍薬散が合う方の冷え症は血行障害タイプなので、「寒さのせいで血行が悪くなる」のではなく「元からの血行の悪さが寒い時期に姿を現す」というニュアンスに近いです。
ただ一方で、帰脾湯を服用が合う方は脾気虚というエネルギー不足がありますから、血を巡らすパワーと共に、身体を温めるパワーも不足しがちだと思います。後者については当帰芍薬散はノータッチですから、人参当芍散のように桂皮・人参を加えた処方を用いたり、五積散や桂枝湯といった温めるタイプの漢方薬を併用すると効果的かもしれません。なお、身体を温める作用については、煎じ薬の方が効き目が高いので、服用の際はぜひ煎じ薬での服用をお勧めします(※当帰芍薬散はその名の通り、散剤です。これを煎じに変えると、芍薬の配合割合が減り、薬効が落ちる場合があります。もっとも、散剤とエキス剤はまた別物なのですが・・・)。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/11/22 16:57
花屋の政さんからのコメント