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鼻アレルギーは季節性アレルギー性鼻炎、いわゆる「花粉症」と「通年性アレルギー性鼻炎」を含みます。アレルギー性鼻炎は過去10年間で有病率が10%も上昇しており、その中でも花粉症、特にスギ花粉症が中心となって 増加しています。花粉症は間もなく人口の約半分までに有病率が達することから、国民にとって最もポピュラーな疾患で あり、言い換えれば“国民病”ともいえるでしょう。

花粉症と一口に言っても、体質によって合う漢方薬は人それぞれ。今回は漢方治療の視点から花粉症について解説していきましょう。


1. 花粉症を漢方薬で治療するメリット

2. 漢方視点で見る「花粉症とは?」

3. 漢方治療のポイント

4. 具体的に使われる漢方薬



1. 花粉症を漢方薬で治療するメリット

即効性
西洋薬に負けない力があります。遅くても数日間で緩和する方が多いです。

長期完治
花粉症のシーズン以外でも継続治療すれば、花粉症の程度が軽くなり、翌シーズン或は2~3年後に花粉症の卒業できるようになります。実際に、別の病気治療のための漢方治療中に、花粉症が出なくなり喜ばれる方も少なくありません。

眠くならない

漢方治療では眠くなるという副作用はありません。むしろ、元気になります。

体質の改善

体質を一緒に改善することで、一見花粉症と関連性のない病状も改善する可能性もあります。



2. 漢方視点で見る「花粉症とは?」

キーワードとなるのは「水毒」「気の逆上せ」「体質の偏り」「良い生活習慣」です。

水毒(=水はけを十分にできない状態)
水毒は花粉症発症における重要な要素です。
花粉症の独特な鼻水・鼻づまり・くしゃみ・鼻粘膜の蒼白や浮腫などは水毒のサインです。この水毒は五臓六腑気血水の機能失調によるもので、日常的に症状がみられます。

気の逆上せ
気の逆上せは花粉症の発症に拍車をかけます。
水毒と気の逆上せによって花粉症の症状が出現します。その他に、顔面部のかゆみや湿疹、皮膚のかゆみなども花粉症の方に見られます。

体質の偏り
体質の偏りが花粉症に至る背景となりえます。
水毒や気の逆上せなどは体質の偏りに深く関連しています。体質をしっかりと見極め、ぴったりの漢方薬で治療することが根本治療の鍵となるでしょう。

良い生活習慣
シンプルですが良い生活習慣は体質改善に欠かせません。
花粉症根治には生活習慣を見直し体質改善することも重要です。

水毒や気の逆上せなどの体質を改善するためには、以下を心がけましょう。

▶胃腸機能改善
冷たいものを飲みすぎない、過食暴飲暴食をしない、定時定量など
▶健全なバランス作り
適度な運動で気血のめぐりを改善する、ストレスの解消、発汗機能の健全化
▶ストレスの緩和
十分な睡眠、軽い旅行、歓談など


3. 漢方治療のポイント

水毒の原因をしっかりと把握し適切な漢方で治療する
水毒の原因はさまざまです。たとえば陽虚、瘀血、気滞、または胃腸機能の低下、さらには冷気・冷飲をとりすぎることなどが挙げられます。また水毒が体の中で溜まると、熱(痒み・発赤)が現れたり、風(痒み・腫れ)、痰(咳や痰)になることもあります。これらの原因を総合的に判断して治療を行います。

気をうまく巡らせる
バランスがとれた気の巡りを目指すことも重要な治療の一環です。

体質治療
個々で異なる体質を見極め治療することが大切です。瘀血・気滞・脾胃虚弱・発汗しにくいなど、さまざまな体質があります。

生活指導
それぞれの生活に合わせた運動・食事に関するアドバイスを受け、実践することが早い完治への近道です。


4. 具体的に使われる漢方薬

漢方治療では体質や病期を詳しく観察します。中医学の経典とされる「傷寒論リンク 」には、病期による分類も行われ、病期は「陽」から「陰」の症状へ進み、悪化するとされています。陽の症状と陰の症状は、それぞれ更に細かく、3つの陽期と3つの陰期に分けられ、合せて6つの段階に分類できます。これを六経分類といいます。


六経分類からそれぞれの病期に対応する花粉症の漢方薬について詳しくまとめた記事をご参照ください。

▶六経病期からみる花粉症・アレルギー性鼻炎の漢方薬|所長解説リンク


最後に

富士堂漢方薬局では、花粉症の根治に向けて経験豊富な中医師や薬剤師が丁寧な漢方カウンセリングでゆっくりお話しをうかがい、あなたにぴったりの漢方薬を厳選します。
花粉症にお困りの方はぜひ一度、ご相談ください。

【関連項目】

■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,Skype,メールフォームリンク


■オンライン相談もご利用ください>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届けリンク

>>六経病期からみる花粉症・アレルギー性鼻炎の漢方薬|所長解説リンク

>>花粉症の症状と対策・漢方薬リンク




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