先日、千葉の東金病院院長・平井愛山先生の講演会へ行ってきました。
先生は1980年より魚の油研究を続けられ、この分野の第一人者といわれる方です。
がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病という病気が増加していますが、このうち
脳卒中、心筋梗塞、糖尿病は血管が傷む病気で、今後20年間で益々増加すると予想されています。
この病気にならない為には、日々の食事がとても大切。
現在の西洋化した食事の中に少しでも魚を食べることが大切になります。
では、なぜ魚の油は良いのか?
魚には、EPA (エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)という
n-3系油が入っていて、主に青身の魚に多く含まれています。
グリーンランドに住むイヌイット(北極海洋民族)の人たちは、総カロリーの
4割を脂肪で取る民族で、寒冷地でストレス多く、野菜も摂取できない環境、喫煙率も高いのに、
なぜか心筋梗塞になりにくい民族である事が謎でした。
しかし彼らがデンマークへ移住すると、白人のデンマーク人と同じように心筋梗塞に
なったそうです。大規模な疫学調査によって、イヌイットはアザラシを主食にしていました。
そのアザラシは魚を食べ、その肉には多量のn-3系油が含まれていたのです。
牛や豚の油は、低温で白く固まってしまいますが、魚は海で生活しているので
低温でも固まりにくい油構造になっています。
つづく

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