
立春になりましたが、全国で患者が急増しているインフルエンザ。
国立感染症研究所によると、1月22日現在、ほぼ全ての都道府県で、
流行を示す警報や注意報が出されました。
今年は、5年前に新型インフルエンザとして世界的に大流行した
「H1N1型」が流行し、一部で、抗インフルエンザ薬の「タミフル」に
耐性を持つものも確認されています。昨年の1月第1~4週で確認
されたH1N1型ウイルスの割合は、全体のわずか1.7%。しかし、
今年は、26日現在で、すでに47.4%と、A香港型の倍以上になって
います。専門家は、 5歳未満の子どもは特に、H1N1型の感染に
注意が必要だと指摘。
専門家によると、体内に入ったウイルスは、少しずつ形を変えながら
増殖し、まれに薬に耐性を持ったウイルスが生まれ、それが他人に
感染するなどして、拡散するそうです。
今回見つかったタミフルが効きにくいウイルスは、吸引薬の
「リレンザ」や「イナビル」には、耐性を持たないそうですが、
厚生労働省は「耐性ウイルスのまん延状況を把握する」としています。
また、ワクチンに関して以前にもお話しましたが、インフルエンザ
ワクチンを接種すれば、ウィルスを直接殺せてインフルエンザに
罹らないと思っている方も多いです。でもワクチンを接種していても、
毎年インフルエンザに罹る人がおられます。
このワクチンっていったいなんなのか?
ワクチンは、ウィルスを直接殺すものではありません。
インフルエンザウィルスには、表面上にタンパク質(HAヘマグルニチン)が
あります。このHAたんぱく質を有精卵の中で培養し、生成されたものが
ワクチンです。ワクチンを体に接種するだけでは、ウィルス感染したら
病気は発症します。
私たちの体の中では、
ワクチンが体内へ→ 免疫系が働き→異物として認識して抗体を作る。
この抗体がしっかりと出来あがった人は、
もしウィルス感染を起こしてもウィルスを中和してくれます。
しかし ワクチン注射をしても、しっかりとウィルス抗体を作れる人は
全体の6~7割。後の3~4割の人は十分な抗体を作れていないと
言われています。
高齢者、免疫力の弱い人は、抗体を作れないのです。
免疫力が弱いと、抗体を作る力も衰えます。だからワクチンを接種しても、
毎年インフルエンザに罹る人がいるのです。
このような方は、普段から自分の免疫力をアップさせることが大切ですね。
ご相談ください。
(注: 上の画像は、まぐろ)
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