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 日常、声を出したり、食事をしたりして何気なく使っている口唇は、全身の栄養状態を知る上でも大切な部位であるというのが漢方的な認識です。また体表に開かれた目や耳、鼻等の各器官に現れる異常は、体内臓腑の状態を反映したもので、たとえば肝の異常は目に、肺の異常は鼻に現れ、口唇の異常は脾胃という臓腑との係わりが深く”唇は脾の外候”という言葉があります。
 このように漢方では”病応は体表に現れる”つまり内臓に異常があれば体の表面にその反応が現れるという基本的考えにもとづいて病気を診て、その根本を改善します。脾胃が健やかで全身の栄養状態がよいと赤ちゃんの口唇のように赤く、潤い、つやがありますが、口唇が乾く、ひどくなるとひび割れがおこるという原因には大きく分けて二つあります。
 1)自然界でも熱が大地を乾燥させ地割れをおこすのと同じように、体内に生じた熱が乾燥、亀裂をひきおこします。この熱は一体どこから生まれるのでしょうか。辛い物や、味の濃い物の多食、ストレスからいらいらした状態が長引くなどから徐々に脾胃や肝に熱が鬱滞し、その熱が唇を乾かします。この場合は、唇が赤く腫れて乾燥し、ひび割れがおこります。
 2)田んぼに水が供給されなければ、田んぼは干上がってひび割れてしまいます。人体でも気血という栄養が供給されなければ、その部位は潤いを失ってしまいます。食が細い、元気がなく疲れやすい、下痢しやすい、手足か冷えやすいなどある場合は脾胃の働きが弱っています。またダイエットなどによって食事制限をしたり、バランスの悪い食事がつづくと脾胃が弱り口唇を潤す気血が供給されず、唇の色は白くなり乾燥します。
 秋から冬の乾燥した寒風が吹く季節になると、外気の影響を受けて症状はいっそうひどくなります。外からのスキンケアも大切ですが、唇は健康状態を現すバロメーターでもあります。注意信号のうちに体をいたわって病気につながらないようにしたいものです。このことを”未病を治す”といいます。漢方の長年の実践と知恵がお役に立ちます。ご相談ください。


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