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 花粉症は特にスギ花粉の飛散するシーズンになると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の充血、かゆみなどの不快で辛い症状を起こします。発症する人は年々増加傾向にあり、国民のおよそ32%が罹患していると言われています。予防対策としてはマスク、最近では様々な高機能なマスクが発売されていますが、その他花粉用のメガネ、うがい、空気清浄機、加湿器、室内に入る時には花粉を払うなどの、花粉を避ける対策が行われています。治療は一般的に抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の内服や目薬などの対症療法が行われています。
 花粉症は飛散するスギ花粉の増大や大気汚染物質の影響といった外的要因があることは確かですが、この過敏反応の根本原因として鼻、目、咽などの粘膜の弱りが係わっていると考えられます。皮膚が弱れば化粧品や金属にかぶれやすくなり、発赤、かゆみ、腫れなどの炎症が起こりやすくなるのと同じです。冷えて弱り許容力の低下した粘膜にスギ花粉などの抗原が着くと、排除しようとして過敏に反応して、くしゃみ、鼻水などの症状が起こり、反応が強いと炎症を起こすと考えられます。この過剰防衛反応を防ぐためには温かく元気な粘膜を保つことが必要です。
 この粘膜や体表を温め、花粉や細菌、ウイルスから体を保護し、バリア機能をはたしているのが「衛気」です。「衛気」が弱いと肺、鼻、咽などの呼吸器系や皮膚の抵抗力が低下して花粉症の他にカゼ、インフルエンザ、肺炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などにかかりやすくなり、全身的には冷え性になります。
 「衛気」の力が弱くなっている原因は、過労による「衛気」の消耗や偏った食事、運動不足、不規則な睡眠、ストレスなどが複合的に関係して体質が変化してきていることが考えられます。花粉症と冷え性の増加には相関性があり、とくに冷蔵庫で冷やして食べる食品が増えたことが大きく関係しています。寒い冬でも冷たいものを飲食して内を冷やし、外は寒さと乾燥で傷つけられた肺や鼻,咽、目の粘膜に花粉が襲いかかります。冷えて弱った粘膜にどのようなことが起こるかは、火を見るより明らかです。花粉症の根本対策は温かく元気な粘膜をつくることです。これは丈夫な体づくりにもつながります。お困りの方は是非一度ご相談ください。


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