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 日の暮れが早くなりました。燃えるような暑さが続いた夏をお変わりなく通過されたでしょうか?
 白露を迎え、書斎の庭に今年二度目の萩が (5月に狂い咲きしたクセに) 咲き出しました。季節感が戻ってくれるでしょうか?
 漢方の師、寺師睦宗先生から継承し、塾生で運営している漢方三考塾もおかげさまで、三期目がスタートしました。
 三考塾で学んだ秋(容平 (ようへい)=秋になると、夏の成長はやみ、天地万物の形 定するという意味)には、健康法として、天地の氣(元気になるには「日本人なんだから米を喰わなきゃダメ」と寺師先生に教わり メより米を使う) が引き締まって澄んでくるように、すべてのものが収納されます。
 人間もみなぎる陽氣を体内に深く取り込む時です。 早起きして 朝の爽やかな 陽氣を出来るだけ取り込み、夜は そのエネルギーを逃がさぬように 早寝する。 心を安らかに、 氣忙しくイライラしないように、 心をしっかり引き締めておくべき時 です。夜などやたらと外を動き回り秋の冷氣を受けると、 肺の蔵を冷やし、 咳が出たり、カゼを引き易くなるので氣をつけましょう。
 すぐに発病しなくても、秋の不養生が原因で冬に消化不良の下痢に悩まされることになるのだそうです。(『素問』四時調神大論)
 秋を健康に過ごしましょう。
小池 加能 拝  



秋(容平)の食養生
乾燥の季節⇒滋潤
  大根・蓮根・玉葱・百合根・枇杷・梨・葡萄・銀杏・白木耳・米・豆・卵
潤肺
 ◎ 蛋白質に少量の辛い薬味で便秘予防
     白木耳、長葱、韮、生姜、松の実の鶏スープ
     椎茸、舞茸、松茸などのキノコの霙和え

× 発散・発汗
三考塾 2015、6、21講義資料より  

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
  株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ  定価(本体1380円+税)
   ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E

著者 小池 加能  

 残暑お見舞い申し上げます。
 立秋を迎えるとやはり朝夕少しですが涼しくなり、行く雲に癒されます。
 皆様はこの夏いかがお過ごしでしたか?
 私は六月初めに、漢方薬、生薬認定更新の為の点数かせぎに、強行軍で徳島まで行って来ました。京都漢方研究会の仲間と一緒でしたので、京都からバスで淡路島を渡り、植物園見学以外、食事もバスの中で久し振りに老体に鞭打った感がありました。
 それでも 早苗の水田畦道を歩き、釣藤鈎(ちょうとうこう)(血圧低下、精神安定剤)、藿香(かっこう)(芳香健胃・除湿剤)、遠志(おんじ)(物忘れ予防)など 多くの植物から エネルギーをもらう事ができました。大地の上を歩くのは体にも心にも良いですネ。
 皆様も緑蔭の中の散歩をなさって下さい。

梨のホットジュース

☆梨は、味が甘・性質は寒。熱を冷まし、咽の痛みや渇きを和らげて、肺を潤し空咳を止める作用があります。

☆咽が赤く腫れて痛い時(炎症)は熱ですので、寒性を利用して生で食べます。
炎症が無ければ、寒の性質は不要ですのでホットジュースにして飲むと肺が潤い、しつこい空咳を止める事ができます。


☆エアコンによる肺の乾燥予防には、マスクも効果があります。

☆一日の終わりに、明かりを消した風呂のぬる目の湯船にゆっくりと浸り、蒸しタオルで口と鼻を覆って深呼吸するのも良いでしょう。


 秋の夜中とは言っても、いつまでもブルーライトを浴びていないで、早寝を心掛け、夏の疲れから早く快復させましょう。
小池 加能 拝  

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
  株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ  定価(本体1380円+税)
   ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E

著者 小池 加能  
 

 梅雨時、湿気の季節ですが、お元気ですか?
 関節痛や腰痛、湿疹の悪化で悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
何だか、体も心も重怠くありませんか?
 湿が原因の病かもしれませんよ。水はけ治療や温めて氣(活動エネルギー)血の巡りを良くするのは漢方がお得意です。
 さて、6月の三考塾で食養生についての講義をしました、その一部ですが、ご参考に なさってください。

夏(5月立夏から7月土用前)の食養生
 暑邪の影響を受け易いので、脱水症状でめまいや腰痛・頭痛など津液(生理的体液=体に必要な潤い)不足を起こさないように津液を生み、体を涼しくする涼性食品を鹹や味噌と共に召し上がってください。
 ◎トマト・胡瓜・ピーマン・パプリカ・茄子・苦瓜・スイカで養心(精神活動を担う心血を
   滋養)・清心(熱を冷まして、さわやかな心、精神状態を保つ事)も大切です。

 ◎ さっぱり薄味だが、梅干しがポイント!
   焼き茄子にショウガ醤油、ごま油で茄子の味噌炒め
   豚のハツとラッキョウ漬の炒め物
   緑豆もやしとレタスなど夏野菜サラダなどいかがでしょう。
 × 温性の強い煮込み料理は皮膚病の原因です。

土用(7月20日から立秋)中の食養生
 湿邪の影響を受け易い季節です、脾胃(消化器)の働きを助ける、
 ◎インゲン豆・ハトムギ・山椒・紫蘇など淡味で補うと共に
  漢方薬では扁豆(へんず)・薏苡仁(よくいにん)・蜀椒(しょくしょう)・蘇葉(そよう)
  小茴香(しょうういきょう)を使います。
  甘味(棗(なつめ)・蜂蜜・氷砂糖)で補いつつ鹹味と辛味を添える等の例では
  善哉餅に塩昆布渋茶、お赤飯にごま塩など、五行相剋関係を活かす麦とろ、
  肉じゃが、鯖の味噌煮もおすすめです。
 色々な夏野菜でお料理をお楽しみ下さい。
小池 加能 拝  

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
  株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ  定価(本体1380円+税)
   ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E

著者 小池 加能  

 急に夏が来たような暑さで調子を崩していらっしゃいませんか?
 漢方薬の効き目を十分に発揮する為には、腸内細菌が善玉菌優位であることが大切です。また、漢方薬を続けていると腸間免疫力が上ることが解っています。
 抗生物質・保存料・発色剤などの添加剤で 腸内細菌の環境悪化をしないように注意! しましょう。

腸内細菌の仕事
  1. 栄養素の消化吸収
  2. ミネラルの吸収促進
  3. 有害物質の分解、無毒化
  4. 酵素・ビタミンB群やKを作る
  5. 女性ホルモンの産生
  6. 神経伝達物質(セントロニン)の前駆体生産
  7. 乳酸菌によって悪玉菌抑制
  8. 免疫の安定化→アレルギー症状緩和
  9. NK細胞活性向上→抗ガン
  10. 整腸作用→快便
などです。
 日本の伝統的 和食、お米、味噌汁、植物性タンパク質がおすすめです。
 食養の事も、一年間、季節毎の健康法も拙著『合格運アップに効く漢方』に記してあります。どうぞよろしく。

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
  株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ  定価(本体1380円+税)
   ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E

著者 小池 加能  

 初夏に注意すべき事に水分の摂り方があります。
 漢方では、体に必要な液体成分を津液(しんえき)と呼びます。若いうちはみずみずしく体重の70%は津液です。年を取ってくると50%にまで減少するのでシワシワに成ってしまいます。
 春になり、外気温が上がると、知らず知らずに不感蒸泄で汗をかき、塩分と水分が抜けて行きます。乏津まで行かなくても、それで、眩量(めまい)やギックリ腰を起こします。
 私も、ある朝目覚めてカーテンを開け、今日の桜はどうかしらと思う間もなく、やっちゃいました。20数年振りに天井がグルングルンと右回転のめまい。ムカムカして目を開いていられません。
 枕元に置いてある氣付けの漢方薬を服み、沢瀉湯も服み、目を閉じ、何とか半日で頭重感を残すのみとなりました。
 皆様も漢方薬の即効性を知り、初夏用の漢方薬をご準備下さい。
 梅干し入りのお茶で予防し、散歩して氣を晴らしましょう。
小池 加能 拝  

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
  株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ  定価(本体1380円+税)
   ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E

著者 小池 加能 


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