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 ご無沙汰しました。まるで火傷しそうな夏でしたが、皆様、お変わりありませんか?

 ここ東京・神楽坂は、路地、路地に風が流れて涼しかったのに、路地先に高層ビルが立ち並び、その風が止まった為に息も付けない熱さです。

 さて、晩夏から秋に向け、冷え予防をしましょう。
冷えの原因には大きく分けて3つあります。

:生まれた時、ご先祖様から頂いたエネルギー切れ、不足して生命力が弱っている為の冷え。
⇒ 腎(背中)と腎経(絡)の通る足首を保温。

脾胃:消化器が弱く、うまく穀氣を消化してエネルギーに変えるのがヘタだと冷える。
反対に胃腸が強いのを良い事に冷飲・冷食過多で流れがうまくいかず、熱を作れない為の冷え。
⇒温かいものを、よく噛み腹七分目に召し上がってみて。

ストレス:リフレッシュ不足、寝不足で貯血不足の為、肝が悲鳴を上げての冷え。
⇒温かい血液を全身に廻す漢方薬で改善する。
時々、思いっきり寝る。時々、思いっきり遊ぶ! ルンルン(^^♪
 

御無沙汰しています。
漢方三考塾は無事にすべりだしました。
先生は今、講義準備にメクジラを立てておりまして…(笑)
代わりに私、關根が更新させていただきます。

● 外因・内因・不内外因

 体の調子が悪い、病気になった、誰もが経験する事です。そんな時“なぜ、そうなったか?”と病因を探った事はありますか?

 漢方医術では、私達は大宇宙の中の小宇宙で、自然界の中で生かされていると考えます。自然界の摂理から私達は、風(ふう)・湿(しつ)・暑(しょ)・火(か)(熱(ねつ))・燥(そう)・寒(かん)という6つの氣候の変化(六氣)を受け季節を感じます。ところが、この六氣が激しく変化すると、風邪・湿邪・暑邪・火邪(熱邪)・燥邪・寒邪(六淫(ろくいん)・りくいんとも言います)となり、私達の体に悪影響を及ぼし、病の原因となるわけです。体の外からの原因なので外因と言います。
六淫は単独の場合もありますし、複数が組み合わさっての影響を受ける場合もあります。

 外から受ける病因が外因なら、内から受ける内因もあります。生きていれば様々な出来事があり、感情が生まれます。人それぞれの考え方・捉え方、体質なども内からの物です。
それらを怒(ど)・喜(き)・思(し)・憂(ゆう)・悲(ひ)・恐(きょう)・驚(きょう)の七つに分け、七情(しちじょう)と言います。
感情豊かなことは素敵です。でも、七情が激しすぎたり、いつまでも引きずったりすると、体に影響し病因になってしまいます。
いつまでも怒ってイライラしたり、感情に浸り憂い思い悩んでいたり、クヨクヨ悲しんでいたり、いつも何かに怯えていたり、何かにつけヘラヘラ喜ぶような心の状態も体には良くありません。

 外因でも内因でもない病因を、不内外因と言います。食べ過ぎ、飲み過ぎ、痩せたいからと栄養を無視した食生活など、自らが招く不摂生(バランスの過不足)、中毒や外傷・虫刺されなどの不意なアクシデント、人災、伝染病なども不内外因です。

 外因にも強く、むしろ心地良く受け止められるくらいの体、内因は穏やかに調え、コントロールができ、自らが氣をつけられる範囲の不内外因は招かず、健康で元氣でいられたら幸せですね。

 御無沙汰していました。
 東京では例年になく早く櫻が散りました。
 せっかく、私が生まれ変わる還暦の日を待たずに・・・・・。

 4月20日は謝恩会。 私を漢方家として一人前に育てて下さった師、寺師睦宗先生の 私塾を卒寿というご高齢の為、閉じられた事に対して御礼の会です。
 その準備の為、また、30年間の思い出記念誌を作るのに、走り回っていました。

 6月からは、毎月、第三日曜日(9月と1月はお休み予定) に 東京四谷で、「漢方三考塾」を旧塾生達で、継承して行く予定です。
 本格的に、漢方を基礎から(漢文で)読み、解釈して、臨床に役立てる勉強会です。
 
 三考とは、
   医経(黄帝内経 素問・霊枢)を学んで病理を考え
   経方(傷寒・金匱)を学んで方考を究め、
   本草(本草学)を学んで薬性を知る    こと、

 この3つが漢方修得の基本であるとのお考えから、漢方 三考塾と名命されました。
医経・経方・本草の古典を正しく解す為に、漢文の授業があるのも特徴です。

 入塾資格はただ2つ! 「やる氣と素直さ」です。
 本氣で漢方を学ぶやる氣のある方、ご連絡下さい。
 

 いつの間にやら、吹く風は冷たく、冬を迎えていました。ご機嫌いかがでいらっしゃいますか?
 我が薬局の平成24年は、受験勉強態勢でした。前半が長く、後半があっという間に感じられる年でした。
 前半は何しろ、6/10(日)の“漢方薬・生薬認定試験”に向け、私の記憶力減退との戦いでした。
 「何で今更、プロが受けなきゃいけないの?」というご意見も尤もながら、昨年一年間の座学通いで、最新の研究成果を知る事も出来ました。
 37年振りの試験を終え、ほっとしたい?のも束の間で、6月末の東洋医学会 京都では次なる宿題が西から飛び込んで来ました。
 日本漢方交流会、冬期合宿 1月13日 14日の10時間分、講義です。
 実は、初めで、最後の告白ですが・・・・、私は2013年4月10日に地球に生を受け、育てられて60回目の誕生日を迎えます。還暦は本卦返りと言われるように生まれ変わる年です。ですから今は本来、胎児の時代。(あぁ、それでチョクチョク食べ、よく眠っていたの?!) 大地に根を張り、十分に営養を吸収し、何かをまとめる時代です。
 今まで、教え、育てて下さった方々に感謝し、お返しするチャンスを与えられたのだと思いました。
 そして嬉しいご報告をもう1つ、事務手伝いで入社、在職8年目に成る關根さんが、合格率27.7%という難関を乗り越え、登録販売業試験の千葉県と東京都の両方に合格しました。漢方薬以外の薬の勉強を独学でよく頑張ったと感心しています。
 すでに漢方理論を、その方、その方の生活に活かしながらアドバイスさせて頂いておりますので、お悩みや不安の事等、何でも尋ねてみて下さい。

◎ 年末年始のお休みを、
  平成24年 12月 29日(土) ~ 平成25年 1月 6日(日)に頂き、
  1月15日(火)は臨時休業
とさせて頂きます。

◎ 保健同人社で絶版状態だった著書『カゼには即効漢方』が
  たにぐち書店から再販されました。
  今冬、カゼを引き込む前に是非お読み下さい。
 
 年末年始のご予約はどうぞご予定がつき次第お早めに!
おカゼ等召しませぬように、温かくして佳き年をお迎え下さいませ。
 
小池加能 拝  

 薬業界ではこの日、農業や医薬の神様である神農に、この一年の感謝をこめて神農祭が行われます。
 大阪では製薬会社の集中する道修町にある少彦名神社で、東京では湯島聖堂の神田明神寄りにある神農廟で神式祭礼があります。
 私はここ数年、漢方三考塾を代表して(一番近くに住み・・・一番若い?ので)出席します。小高い丘の土の上なので、結構冷えます。銀杏が降ってくるので帽子は必需品。ビニール袋を用意し、お正月用に頂いて帰るのが例年の習いとなりました。

 それからもう1つ大事な日です。
父の誕生日です。今年、満90歳を迎え、未だ現役社長、私の上司で納税義務を果たしている怪物。
 思い返すと、子供の頃から孟母三遷ならぬ孔父5遷で教育熱心な父です。
 早く祖父を亡くした為、祖母を助け、11歳から住み込みで働き、おば達を経済的に支えた人です。
 その彼にとって30代初め、(私2才の頃)破傷風から命の危険をペニシリンで救われ、60代中頃には、まだあまり知られていなかった、目の黄斑部変性症(視野がゆがみ、見ようとする所が見えなくなる加齢による変化)や前立腺肥大で、漢方を服み出しました。西洋の最先端薬だったペニシリンで命を拾い、穏やかな漢方薬で(数少なくなった髪の毛の根元から黒くなったと喜ぶ程)アンチエイジングもでき、カゼを引きそうだと香蘇散、めまい感だと苓桂朮甘湯、最近は十全大補湯とパナックスケイギョクを指名して来ます。
時々くま笹も服んでいる様ですが、自分の服み方に自己責任と長年の経験を生かしています。
 越えようとして越えられそうにない父上の話をしました。
 11月23日は昔、新米祭、勤労しているあなたのお体にも感謝の一声を掛けてあげましょう。


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