• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

 超陽性の梅雨にあなたのお住まいの地域では水害など大丈夫ですか?
お久しぶりです。
 実はこの2ヶ月、東洋医学会に向けて新刊本『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』の作成にスタッフ総動員でした。
 6/27(金)12:00から始まった、第65回日本東洋医学会(東京国際フォーラム)は、18:00過ぎまで6時間ずっと座りっ放しで、日頃、立ったり座ったり動きっ放し(運動と思いストレッチ・段の上り下りのつもり)で薬局に居るので辛かったです。
 しかし、毎年この時間は、すぐ臨床に役立つ情報が凝縮されているので、外せません。
6/28(土)は朝から大雨。西の空と天気予報を見比べつつ、一度は諦めかけたのですが・・・「寺師睦宗先生と漢方三考塾」の為、着物でおめかしし、出席しました。
 夕方からの懇親会には、雨の中、寺師睦宗先生がお出ましに成られ、 「人間には、喜心・感謝・蔭徳が大切」と、91歳にして、後輩達を激励して下さいました。
 蔭徳とは、あなたの父母やご先祖様や恩師から得た徳を 人に知られないようにして 他に施す恩徳の事です。
 ちなみに陽徳とは世間によく知られるようになる徳行・万物を生成させる宇宙の徳の事です。
 帰り掛けに、会頭を務められている佐藤弘先生が、満面の笑みを浮かべて私に
「寺師先生の挨拶は東洋医学会の懇親会の締めにふさわしい良いお話だった。
よかった、よかった」と、喜んで下さいました。

 改めて、偉大な師に教えて頂ける事に感謝し、翌日はその教えを易しく解説した
『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』を書籍コーナーで宣伝。
日頃、大人しい!私がどうした事か、すごく積極的な営業マンをやりました。
 どうぞ、あなたも是非、書店にご注文下さいましてお読み下さいませ。
 P22あたりに梅雨・夏の生活法が書いてあります。

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
小池 加能 著  
  株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ
    ISBN 978-4-905937-12-8
    C0047 ¥1380E
    定価(本体1380円+税)

 初夏を迎え皆様いかがお過ごしでしょう?

 先日の三考塾で、寺師睦宗先生から塾生に、改訂新刊本『簡明漢方の診療法 art of kampo』のプレゼントがありました。
 髙山宏世先生から「これは寺師先生の老婆心です。――ご自分は引退なさっても、いつも弟子や孫弟子の事を氣に掛けて下さっています。漢方診療には、いつも目の前の病を治す事と共にその患者の先々(予防法)まで考えて指導する事。それが良い意味での老婆心です。」とのお話がありました。
 次いで、2014年6月28日、日本東洋医学会のツムラ提供ランチョンセミナーで“寺師睦宗先生の業績について” 髙山宏世先生・原田康治先生がお話し下さる事を伺い、是非参加したいと思いました。

 老婆心については、私がまだ若かりし初学の頃。
 ベッドサイドで研修中の私に寺師先生は同様に「良い漢方家は良い意味での老婆心が大切です」とおっしゃられました。
30代だったので、“そうか・・歳を取って老婆にならないとダメなんだ!” と思ったものです。(笑)
 老婆に近づきつつある現在、患者様とお話ししていて、“このまま頑張り続けると心まで疲れない?” とか、“この食生活を続けられたら、いくら漢方薬を服まれていても糖尿病に成ってしまうなぁ” と予想が付く位には成り、アドバイスできる様に成りました。
 ちゃんと聞き入れて下さると老婆の心配も親切も役立つのでしょうが・・・あなた次第!!というところ。
小池加能  

 もうそろそろ? もう飛んでる?
 何の話? ・・・花粉症ですよ~。
 最初に、五行説から花粉症を紐解いてみましょう。

 (五季)は(五臓)。肝の主な働きは栄養分の代謝・貯蔵、有害な物質や血の解毒ですが、春は肝が昂(たかぶ)りやすく、その為、血が頭に上昇する事により、首から上の不調が多くなります。
 頭痛になったり、(五竅)や鼻の粘膜も充血しやすくなります。
 そこに春の(五悪)の影響で花粉が飛んで来て花粉症になるのです。
上昇した血が、暖かい春の風に更に揺さぶられ、のぼせたり、めまいを起こしたり・・。
目がカユカユで(五液)は出るし・・鼻もムズムズ、鼻水ポタポタ・・。イラ~×××。
 肝が病み、血が上昇しているわけですから、イライラ、カッカカッカ! りっぽくもなりますよね(五志)。

 毎年、花粉症が辛い方々は立春が過ぎ花粉情報がメディアに流れ始めると急に花粉症対策を始めたりします。
 確かに植物の花粉が原因なのですが、空気の汚れや食生活、ストレスも大きく係わっている事をご存知でしょうか?
 私が子供の頃、花粉症はその言葉自体、なかったのです。空気も現代ほど汚れてなかったし、緑も土もたくさん残っていた。花粉は飛んでいたでしょうけど、自然が処理してくれていたのだと思います。人・動物・生物・植物・自然・気候が調和していたのだろうと。
 レトルト食品やスナック菓子などはまだ珍しく、種類豊富ではなかった。「食品」よりも「食物」が中心でした。
 花粉症は人間が調和を乱し、作り出したものなのに、自らが苦しんでいるのです。
 お店に来られる花粉症の方。色々お話ししていくと、水分、冷たい物の取り過ぎが皆さん共通しています。
 私達は、尿便唾液鼻水皮膚などから水分代謝をしますが、日本は湿度が高いので、水分を取る割に汗はそんなに出ません。放出できない余分な水分が体内に溜り、やがて涙や鼻水として溢れ出てしまうのです。まるで鼻が水道の蛇口のように・・。
 冷たい物を取り過ぎると、体の奥まで冷え、瘀血になります。血が汚れ、スムーズに体内を巡らなくなります。
 食生活の乱れは、脾(胃)を弱めます。胃がもたれ、余分な水分が溜り、体もだるくなり、あーしんどっ!笑~
 
花粉症は瘀血と水分が原因 なのです。
 
 今日から冷たい物を飲んだり食べたりするのを控えましょう。水分を取り過ぎないようにしましょう。エビ、カニ、イクラ、チョコレート、たけのこ、もち米、洋菓子など血を汚す物を控えましょう。
食生活を氣をつけるだけで「あれっ!今年は花粉症が出ない!」ってなりますョ。
 毎年恒例の一時しのぎの対処療法はもう卒業しませんか?
そして、体の中から治しましょう!

關根 典子

 立春を迎えても春はまだ遠く、寒い日が続いています。私の中では毎年、二月堂のお水取りが過ぎた頃に「もうすぐ春」という氣持ちになります。
 少し暖かい日もあれば、また寒波が戻ったり・・。寒暖の差がある時期は、風邪をひきやすくなったり、体調を崩しがちになりますので、氣をつけて下さいね。
 今回は“風邪”についてお話ししましょう。

 ● 風邪っぴきでも、へっちゃらだい!
 今では“風邪をひいた”“風邪をひきやすい”という言葉を年中耳にするようになりました。「風邪は万病の元」と言うくらい、たかが風邪、されど風邪なのです。風邪をひいて、すぐ治ってしまう人もいれば、長引いてしまう人、風邪から他の疾患を併発してしまう人、季節やその時の体質や体調(心の状態も含む)、環境によっても様々です。
 特に旅行や試験など(もちろんデートも♪)大切な行事の時に風邪をひいたら大変!焦っちゃいますよね。
 日頃から、風邪をひかないような食生活を心がける・・そして、風邪をひいても自分で戦える体を目指しましょう。

 ~日頃からできる、風邪予防~
 ◎ 丁寧なうがい・手洗いを!
帰宅後は必ずうがいを。
手洗いは、石鹸を使って15秒以上、指の間、手首も丁寧に洗いましょう。
 ◎ 季節の変わり目や寒い時期の外出時にはマスクの着用を!
 ◎ 湿度を40%以上に保つ!
空氣の乾燥は咽の風邪をひきやすくします。
咽頭の粘膜が乾燥し、ウィルスに対しての抵抗力が低下してしまうからです。
加湿器を利用するとか、洗濯物や濡れたタオルを室内に干したり工夫をしましょう。
 ◎ 十分な休息と水分補給を!
睡眠不足は体力を低下させ、ウィルスが体に入りやすくなります。
ウィルスを撥(は)ね退(の)ける強い体作りを。
温かいお茶やスープなど、小まめな水分補給を。
 これらは、インフルエンザの予防にもなりますので、日頃から励行して下さいね。

 “風邪をひきやすい”体質の方が年々増え、年中、風邪氣味の方やすぐに風邪をひく方が多いのは何故でしょう?
 現代の生活習慣や食生活は、簡単・便利で助かる事も多い分、私達の体を怠けさせ、免疫力を低下させてしまう逆効果が原因のひとつかもしれません。
 最近、驚いたのは、小さな子供さんがいるママさんに「乾布摩擦(かんぷまさつ)をしてあげて下さいね」とお話しした時、「えっ?乾布摩擦って何ですか?」と言われた事です。
 “ギョギョッ”と思わずさかなくんになった私・・。み、み、皆さんはご存知ですよね?!
 多分、お若いママさんが子供の頃、ママさんのママさんからされなかったか、幼稚園や学校でも指導がなかったからでしょう。
 私が子供の頃、寒い朝に母が私の体をタオルでゴシゴシ・・嫌でしたよ~。だって最初は寒いから。でも、段々ポカポカ~になって氣持ち良くなったのを憶えています。幼稚園でも皆でやりました。懐かしい良き時代・・と感傷に浸っている場合ではなく・・昔からの自然療法が廃れて来てしまっている表れかもと、ちょっぴり寂しくなりました。
 例えば、他の疾患で漢方治療している方が「何となく前より風邪をひかなくなりました」と言われる事があります。これは、体の 免疫力が高まった からでしょう。虚弱だった体が改善されてきたからで、特に子供達の体質改善の目安にもなります。
 風邪をひく→早く良くなる→ひきにくくなる、風邪は健康のバロメーターにもなるかもしれませんね。
 「アレレッ?! 風邪かな?!」で即効で治したい時も、体質改善にも、大きな役割を果たすのが漢方薬だと思います。

 ● 風邪をひいたら葛根湯じゃなかった?!
 私が漢方を勉強し始めた頃、一番驚いた事が“葛根湯(かっこんとう)”の使い方でした。
それまで「風邪をひいたら葛根湯♪」と、流行歌のように口にしていたように思います。
 風邪も人それぞれの“証”により、様々な種類・症状があるという事。
 “邪”が体のどこにあるのかによって、治し方(漢方薬)も変わるという事。

 葛根湯を今、服む時期かどうか?
汗が出ていないかの確認。高齢の方への注意等々。それらを知った時、ある意味、感動的でした。心に沁(し)みた事は、患者様へも心を込めてお話しできます。
 漢方について、まだまだ勉強途中で、難しい事だらけ。中でも「風邪」は特に難しく、奥が深いように思います。たかが風邪ではなく、されど風邪だったのです。
 しかも“証”に合った漢方薬は、風邪を即効で治してくれる事にも驚きました。
 皆さんも風邪をひいた時、上手に漢方薬を使って下さいね。即効で良くなりますョ。

關根 典子

 寒いお正月でしたが、皆様 カゼ等 引き込んで いらっしゃいませんね。
 ノロやら、ロタやら、ウイルスに負けて 呑めず、食えず、休養のみで過ごされた諸兄はいらっしゃらない?

 寒邪は、それだけで免疫力(正氣)が弱ります。

 受験生にとっては、氣力の充実こそ 実力発揮の必要条件。温かい、動物性食品と根野菜を召し上れ。22:00~2:00の間を睡眠時間に入れて、寝る1時間位前に、葛湯、ハチミツレモン等、温かい飲み物をおすすめします。

 日頃はあまり おすすめしませんが、お元氣な方は、牛肉・豚肉・羊肉を召し上って下さい。
 すき焼きで、家族団らん。
 お正月の残り物に緑野菜を加えて、鍋焼きうどん。
 シチュー鍋に たっぷり根野菜を煮込んでおいて、みそを加えれば味噌汁。トマトジュースを加えてブイヤベースに豆乳を入れて シチューにと、色々に健康的な手抜き料理が出来上り。

 心も体も暖かく、穏やかな1年でありますように。


Copyright© Kagurazaka Kanpo Yu-ko Pharmacy. All Rights Reserved.