夏まっただ中、 胃腸の弱い方にとってはつらい季節ですね。水分が多くなり、胃液を薄 め消化力が低下し、さらに食が細くなる。 今回は28歳の男性の例です。元々、食欲がある方ではなく疲労しやす かった。最近仕事が忙しいため食欲が減り、肉や油物を食べると胃がも たれる。外食が多く一人前を食べるのが苦しく、すぐに腹が一杯になる。 朝食を抜くこともままある。風邪を引き易く症状はひどくならないがなかな か治らない。低血圧で朝が弱く遅刻することがある。食後には身体が重 だるくなり、眠くて仕方がない。天気が悪いときにも身体が重だるい。小 便は通常5~6回で疲れると出が悪くなる。大便は軟便が多く時々下痢 をする。最近、仕事の関係で気を使うことが多く、イライラすると腹部が 張ってくることがある。休憩を充分取れたときは比較的調子が良いとの こと。 この方には脾(ひ)を補い、湿痰(たん)を取る「参苓白朮散(じんりょう びゃくじゅつさん)」と、肝気の循りをよくし気滞を取り去る「逍遥散(しょう ようさん)」を合わせて服用して頂いた。日に日に、胃腸の調子を始めと する諸症状が軽減していき、3ヶ月の服用でほぼ改善した。 現在は再発予防のため改善した、現在は、再発防止のため1日1~2 回に減らして減らして再発予防のため1日1~2回に減らして服用してい る。 例年の夏はつらかったが、今年は楽であると喜んでおられる。 |
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更新日: 2012/08/03 |