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57歳の主婦。



2年前に冬に、原因不明の顔面に湿疹ができ、何回目かの皮膚科で酒さ様皮膚炎と診

断される。症状がでてから、いろいろなステロイド剤を使ったとのこと。皮膚状態が変化

なく来局される。

現在の状態は、顔面頬部と額・眼瞼周囲に

    紅班   乾燥  浮腫

がみられる。舌は紅く、湿熱状態になり、患部の手を当てると熱感がかなりある。

原因ははじめはかぶれのようだが、途中からステロイドによる血管拡張が追加された

状態のようです。

 これに、熱毒上ゆう証に使う、白虎湯に黄連解毒湯を合わせて、煎薬にて飲んでもら

 ったところ、1週間で、患部の紅班がうすくなった。さらに4週間で、痕跡を残すだけ

 になり、再燃予防に現在では、荊芥連翹湯を服用している。

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  塗り薬はなく、内服の漢方薬だけでよくなりました。

 

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