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78歳男性。7~8年前くらいから、秋口から翌年春にかけて、空気が乾燥する季節になると、下肢を中心に皮膚が乾燥して、痒みがでtれ、身体中を掻いて、傷痕だらけになるようになった。初めは皮膚科に受診し、保湿剤をもらってつけていたが、ここ1年前からは面倒になり、市販の薬をつけるようになった。毎年、繰り返しているので、漢方薬での治療を希望されてらい局する。

長身、やせ形のかた、下肢特に両ふくろはぎ部分に、掻いた跡がたくさんあり、落屑した皮膚が見られます。

一部、紅班も見受けられるので、乾燥皮膚と炎症の混在した皮膚病に用いる温清飲(うんせいいん)を、エキス剤でのんでみていただたが、あまり効果がないという。

そこで、皮膚乾燥(風燥)を主目標につかう、当帰飲子(とうきいんし) のエキスを使ったが、これもまあまあという結果、そこで、煎じ薬にして服用してもらおうとしたが、一人暮らしで、煎じ薬はむずかしいとのことなので、薬局で、真空パック化した、当帰飲子をお渡しした。
毎日,朝夕2回、飲んで、さらに保湿の漢方軟膏を使用していただいたところ、2週間の服用で、痒みが楽になり、1ヶ月の服用で、皮膚の乾燥と落屑も落ち着いてきて、都合3ヶ月の漢方薬服用で、治ってしまった。


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 煎じ薬のすばらしさ、効果の強さを改めて、感じました。

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