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痒疹・・・

寺町漢方薬局 (広島県広島市)



10年前からの、痒疹で悩んでいた。

きっかけは、虫刺されかひっかき傷かわからないような、赤味が左足のすねにできた。

なにげなく、搔いているうちに、それが、左下肢上部にまで、拡大してきた。

すぐ、皮膚科に受診し、痒疹といわれ、外用薬と痒み止めをもらう。それで、一時はよくなるかに思えたが、きちんと飲んだり、塗ったりしなかったためか、1ヶ月後の夏に入って、一気に悪化し、右下肢にも痒疹ができて、猛烈な痒みに悩まされた。皮膚状態は一進一退を、繰り返して、1年になった。

知人に漢方薬で、アトピーが治った人がいて、これはと思い、来局する。

身長172cm、体重78kg やや肥満。

下腹部と両下肢に小豆大の痒疹が、びっしりできている。掻いた跡もみられ、浸出液がでている箇所もある。

まずは、夏のこともあり、消風散の煎じ薬と抗炎症効果と化膿止めにもなる漢方軟膏を調合して、飲み、塗っていただいた。また、搔かないように注意するとともに、特に痒い箇所は包帯をして、直接掻けないように工夫してもらう。

1ヶ月後には、浸出液のでていた箇所はきれいになった。

次に抗炎症効果の強い、皮炎湯と越婢加朮湯を使い、表皮にある、結節を小さくするように心がけた。

これは、すぐには反応はなかったが、紫雲膏の塗布とともに、続ける事半年で、紅班はなくなり、1年で、結節部も平になった。



 

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不眠症で悩んでいる高齢者。

不眠症の漢方薬もいろいろありますが、

  漢方薬の処方ではなく、単味の生薬で効果がある事があります。

  不眠症に使われる漢方薬には、酸棗仁湯(さんそうにんとう)、帰脾湯(きひとう)、黄
  連解毒湯(おうれんげどくとう)、温胆湯(うんたんとう)があります。

  ところが、そういった処方ではなく、ドクダミやゲンノショウコ、クコの葉などのように
  単独の生薬が効くことがあります。

  今回、使ったのがチョウトウコウ(釣藤鈎)、アカネ科のカギカズラの棘部分を薬用
  にします。漢方薬的薬理作用は平肝止痙。西洋医学てきでは、鎮静・降圧・抗ウイ

  ルス作用があるようです。

この鎮静効果を利用して、興奮しやすい高血圧気味のかたの不眠に使ってみました。

  78歳の男性。体重48kg、身長166cm

    認知症とパーキンソンにて、加療中で、興奮しやすく、睡眠中の歯ぎしりが多い
    ことを、目標にして、チョウトウコウを煎じ薬にして、朝夕飲んでいただくと、


    夜中に、何回も目が覚めていたのが、朝がた尿意で目が覚める以外は、
    起きなくなり、喜ばれた。

 

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81歳の主婦。

数年前から、子宮がんに始まり、胃がんなどで、手術や抗がん剤治療を続けてきた。

このたび、肺に腫瘍ができている事がわかった。悪性腫瘍かは不明で、検査中。また、

老化か病気のためか不明ながら、

自覚症状は、疲れやすい、時どき呼吸が浅くなり、痰の量が増えて困る。熱・悪寒はない。

病院での治療はほとんど何もしていない状態とのことなので、

   強心・増血薬の牛黄(ごおう)と、肺の機能を補う漢方薬を服用していただく。

体調がすぐ良くなり、時に血痰も出ることもあるが、風邪をひいたり、体調を崩す事も

ありながら、5年を経過して、元気にくらしています。


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55歳の主婦。

以前から、むくみと高血圧で、漢方薬を服用していた主婦。

むくみは、九味梹榔湯(くみびんろうとう)や、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)など

を使いながら、よくなっていたが、半月前からストレスからか、急激に体重85kgが

増えた。


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 島根の漢方薬で肥満症によい漢方薬があるといわれ、調べたら予約に半年待ち

 だと言われた。そんなに待てないので、調合してほしいと言われる。

ほとんど、肥満に対する漢方薬を製剤したことはなかったが、ダメ元という事で、組

み合わせてみました。1日の排尿回数が少なく、下肢にむくみが顕著で、身体が冷

える。便秘きみなどから。

   四物湯に防已黄耆湯、五苓散を加えて、処方分量を増やして
   作って、煎じ薬にして、服用していただいた。


すると、2週間で、体重は僅かに減っただけだったが、体脂肪率が5%も下がって、

俄然、やる気がでてきた。続ける事3ヶ月で、約10kgダウンした。

  なお、食事の注意は、ズルしてもヤセル秘密の食べ方(光文社)を参考にして
  もらいました。

 

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体重85kg,身長165cm

10年前に、一度腹部に皮疹が出て、2月ほどでステロイド剤で治ったことがある。

このたび、2年前に背中・両上肢に、軽い浮腫を伴った紅班がでてきた。皮膚科

で、ステロイド系の外用剤や、抗ヒスタミオン剤をもらうも、良くならず、3軒ほど、

皮膚科をワンデリングするが、一向に治らず。アトピーと言われたり、湿疹と言わ

れたりした。家族に紹介されて、また、来局する。

  顔以外はほとんど、紅班が出ている。痒みが強く特に夜は無意識のうちに

  掻いて、朝血だらけになることも。あまり皮膚乾燥はなく、意外と落屑も多く

  はない。

これに、痒みの強さと、紅班を目標に消風散の内容を加減して、煎じ薬で,

外用薬は、シコン・トウキなどのはいったバニシンクリームを使う。しばらくは

皮膚科の抗ヒスタミン剤を就寝前にのんでもらうことにした。

  1ヶ月ほどの服用で、痒みが楽になり、抗ヒスタミン剤を止めていただいた。

  さらに、紅班が半減したところで、漢方薬を十味敗毒湯の煎じ薬へ変更し

  皮膚免疫をあげることにする。

更に、3ヶ月の服用で、ほぼ紅班。炎症は治まった。


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 食事も魚中心にして、ごはん、パンなどの炭水化物を半減して、体重を
 減らしたことも、皮膚が良くなった一因のようでした。


 

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