みくみくさん
投稿日時: 2023/12/26 14:19
口内に唾液がたまる不快な症状が続いています。
胃の不調からこのような症状が始まり、いまは癖付いてしまっており首や口周りに常に緊張感がある状態です。くちびるは常に乾燥しています。歯の噛み締めもあります。
飲み物があれば一緒に流し込めますが、唾液のみがたまって飲み込むのが不快です。漢方はいろいろ試しましたが、どれを服用していけばよいかわかりません。鍼治療も効果的でしょうか。
みくみくさん さま
おはようございます。
口内に唾液がたまる不快な症状でお悩みとのこと、便秘とか下痢とかの症状はないでしょうか。
歯のかみしめと唇の乾燥などの症状に、便秘(先っぽが硬い。)または下痢(軟便)があれば、脾気虚と陰虚が合わさった症状だと推定されます。
脾気虚(胃腸機能低下)が長く続いたために、陰虚(乾燥)をともなうようになったタイプです。
健脾散エキス顆粒をしばらく続ける(4カ月くらい。)と、唾液の量が正常化して体調が改善していくかもしれません。
鍼灸治療も併用してもいいと思います。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身に不調があるときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2023/12/27 11:13
ピヨの漢方
みくみくさん
こんにちは。
唾液分泌の量が
正常に行われるには
唾液を押し出す力と
唾液を留めておく力のバランスが
保たれている必要があります。
唾液を押し出す力が強すぎても
出すぎてしまいますし
唾液を留めておく力が弱すぎても
出すぎてしまいます。
胃の不調からとありますので
お腹の働きを調整する
脾が症状の舞台となっているのは
間違いなさそうなのですが
飲み物と一緒に流し込めるとあることから
少なくとも現在は脾気の働き自体に
大きな問題はないのではとも感じました。
それよりも首や肩回りに緊張感がある
歯の噛みしめがあるなど体の緊張が
気の巡りを調整する肝気を旺盛にして
唾液を押し出す力を強めて
留めておく力を上回ってしまい
分泌量が増えているのではと感じました。
そして、その肝気の偏りが
脾気を攻撃するようになり
胃腸の不調になっているのでは?
とも感じました。
また、唇が乾燥することから
陰の不足が肝気をより煽ってしまい
押し出す力を強めているのかもしれません。
解決策としては
気の巡りを穏やかにしたり
肝気を緩める柔肝作用のあるモノが
必要となるのかもしれません。
もちろん針治療も効果的かと思います。
ちなみに歯を噛みしめてしまう方は
体が緊張しやすくなりますので
ご自身で顎の周囲を軽くマッサージをして
緩めてあげるようにする
呼吸に意識を向けて
体の緊張を緩めるようにする
横隔膜やおへその周囲を中心に
気持ちの良い範囲でマッサージをして
緩めてあげるなど
1日のうちに何度でも
ふと気付いた瞬間に
ご自分で緊張を緩めることを
習慣づけられると
よろしいかと思います。
ご参考まで。
ピヨの漢方
回答日時: 2023/12/26 16:05