ミケネコさん
投稿日時: 2024/03/04 12:34
長年、抑うつ状態と夜間頻尿で悩んでます。
人参養栄湯、八味地黄丸、牛車腎気丸、べオーバなど試しましたが、夜間頻尿に効果ありませんでした。
漢方内科を受診して、香蘇散と桂枝加竜骨牡蛎湯を処方してもらい、約3ヶ月飲んでますがあまり効果感じてません。
最近は後鼻漏が酷くなってきて、喉に痰が絡んてイガイガ状態なんです、これって漢方薬の副作用何でしょうか?
私は過去に中耳炎や滲出性中耳炎を患った事があり、滲出性中耳炎が再発しそうでこのまま飲み続けたら良いものか不安に思ってます。
ちなみに、滲出性中耳炎になった時は、柴苓湯を約一週間飲んで治りました。
食欲は普通にあります、胃腸は丈夫な方だと思います、冷え症で足先下半身冷えます、手はあまり冷えません、舌には常に歯痕舌があります。
私に合う漢方薬は何でしょうか?アドバイスお願いします。
ミケネコさん、はじめまして。
まず夜間頻尿に関してですが、昼間の尿の具合はどうでしょうか?昼は少なく夜は多いのか?それとも昼も夜も回数が多いのか?で対処法は変わってきます。八味地黄丸や牛車腎気丸は前者のタイプに効果が期待できる漢方薬ですけど、それは夜間頻尿を止めるんじゃなくて「昼間の排尿が改善された結果として、夜間頻尿が穏やかになる」というものに近いです。実は改善すべきは昼の排尿!という訳です。
また今現在、後鼻漏でお悩みとの事ですが、この点に関しても、例えば直近で炎症性の「鼻患い」のようなものはあったのでしょうか?そしてまた、滲出性中耳炎に言及されていますが、それは具体的にいつ頃の話でしょうか?それらの影響によるものとした場合、後鼻漏は炎症による副産物の「痰毒」による所が大きいですので、排膿・解毒作用の漢方薬が合うと思います。逆にそういった事に該当がない場合、新陳代謝不良による「浮腫(※虚腫)」と思いますので、気を補いつつ新陳代謝を高めることが有効では?と思います。この場合は黄耆がメインの漢方薬やヨクイニン等に効果が期待できると思います。加えてこれからの時期は、浮腫や炎症を助長する甘味は控えて、ミネラル分に富む塩気あるいは山菜に代表される蘞味(えぐみ)を取り入れるとさらに良いでしょう。ではでは。
回答日時: 2024/03/04 17:04
ミケネコさん さま
こんにちは。
長年、抑うつ状態と夜間頻尿で悩まれているとのこと、おつらいことと存じます。
抑うつ状態は、漢方でいう肝鬱です。
肝鬱には柴胡剤が適応しますが、今、お飲みになっている処方には含まれていません。
滲出性中耳炎のときの柴苓湯は、たまたま柴胡剤なので体質改善にとても良く効いたと思われます。
夜間頻尿の原因はさまざまですが、長年ということから腎虚が原因だと推定されます。
男性の腎虚であれば、牛車腎気丸や八味地黄丸がいいかもしれませんが女性にはあまり向きません。
後鼻漏の原因は、普通は副鼻腔炎や鼻茸などです。
スギ花粉症などによって、元々ある鼻の中の炎症が一時的に悪化して後鼻漏が発生したものと推定されます。
後鼻漏の漢方は得意としておりますので、お気軽にお越しになりご相談ください。
柴胡剤とエイジングケアに良い亀鹿仙を一緒に続けると、抑うつ状態と夜間頻尿が減って楽になってくるでしょう。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身の不調でお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2024/03/04 15:28