ご相談内容

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shigeさん、こんにちは。

結論から先に述べますと､shigeさんの発汗トラブルは「陰虚陽実」によるものと推察されます。

人間の体は、暑さや運動､温浴を通じて体が温められると､汗をかくようになります。けれど実際は､そういった行動に限らず､肉体的・精神的に活発になることでも､血行が盛んになり､汗をかくようになります。そして漢方では､「肉体的･精神的な活発さ」は､陽気を通じて熱に及ぶと考えます。厳密には肉体的･精神的な活発さが及ぶのは実熱､その状態が慢性的に繰り返され肉体的・精神的に弱り､憔悴･焦燥にまで及ぶのは虚熱と言われます。

また一方で､東洋医学には「汗は心の液」という考え方もあります。即ち､汗は五臓の心の働きによって生み出され、
心は五行の上ではまさに「火（≒熱）」に属する臓器ですから､その点からも何からの形で熱の亢進（≒東洋医学における陽実）に及んでいると推察できます。

shigeさんの場合、「1年程前から続いている」「ストレスは常にある」「無意識に息を止めている（=呼吸が浅くなっている」）」という訴え､そして長年鬱病を患っていた経緯から､体格面からくる実熱と共に（体格からすれば､肥満に伴う実熱も疑われます）､虚熱も及んでいるのでは？という印象を受けます。

また､「汗をかく」という反応自体は体力を消耗する行為ですから、意図せずに漫然と汗をかき続けることで､知らない内に気力･体力を消耗しているケースもあります。漢方的にも､発汗は心を通じて肺（≒肌膚）の失調を招くという考えがあり､発汗を繰り返すことで皮膚･肌肉の機能･血脈が衰え､それが更に発汗に及びやすくなります。必要以上に汗をかかせない､汗をかき過ぎを抑制する。東洋医学ではそうした機能を陰（≒陽と調和する存在）と見なし、繰り返す発汗が及ぼす皮膚･肌肉の衰えを陰虚と呼ぶ訳です。

個人的な見解として､多汗症や発汗異常を繰り返した肌では､発汗による血流量の増加と共に､汗腺･血管の機能不全（≒簡単に言えば血管の弛緩）が及んでいると思います。その為､肌に浮腫･水腫を伴う人の汗は､「漏れる」という印象が強いのに対して､肌の充血･血管の弛緩を伴う人の汗は「溢れる」という印象が受けます。封入しておけずに器から溢れる訳ですから､これに無理矢理ふたをしても反発を招くだけです。そういう場合には熱が籠もるのを回避しつつ､同時並行で溢れるのを防ぐような治療が必要になります（あくまでイメージの話です）。

そういう場合の漢方薬としては柴胡＋黄芩の組み合わせを配した柴胡剤､もしくは黄連･黄芩＋当帰･地黄の組み合わせを配した温清飲ベースの方剤が基本になると思います。具体的な漢方薬としては、大柴胡湯や柴胡桂枝湯､柴胡桂枝乾姜湯､四逆散＋黄連解毒湯､あるいは竜胆瀉肝湯､通導散など一服の価値があります。なお､漢方薬を選択される際はご自身に合ったものを選ぶ為にも、ぜひ一度お近くの漢方薬局にて相談されることをお勧めします。

以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。

shigeさん さま

こんにちは。

抗うつ剤を長期に続けると、心臓機能が低下します。

そのため、狭心症ぎみになります。

もしかしたら、心肺機能の異常があるのかもしれませんね。

睡眠時無呼吸症候群なども、病院で診てもらったほうがいいかもしれません。

意識低下、ストレスが多く、脂質異常症ということですから、於血(おけつ)が多いタイプだと推定されます。

意識の向上と改善には、廣東牛黄清心元が、良く効きます。

普段の体質改善には、イスクラ冠元顆粒と、防已黄耆湯などがいいかもしれません。

本当に、心臓が弱っていたら、イスクラ麦味参顆粒もいいかもしれませんね。

漢方薬を始める前は、専門家にご相談くださいませ。

お大事になさいませ。