ミッフィー2さん
投稿日時: 2021/01/06 15:33
2018年から更年期症状によるヘバーデン結節と診断され手の外科にて処方されてる加味逍遙散と桂枝加朮附湯を一日三日飲んでいます。痛みは多少ありますが家事はできる状態です。今悩んでいるのは長期服用になってきているので 副作用が心配です。
市販のエクオールに替えようか、考えてみますが素人なのでどちらが良いのか迷っています。アドバイスをいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。
ミッフィー2さん さま
こんにちは。
加味逍遥散は、冷えのぼせのある方向きの漢方薬です。
年単位で長期に服用すると、お腹が冷えて副作用が出やすくなってしまいます。
桂枝加朮附湯は、冷え症の方の神経痛や関節痛の体質改善の漢方薬です。
比較的安全ですが、合わないときは、胸やけや動悸などがおきます。
ヘバーデン結節には、独歩顆粒などが良く効き、より安全性が高いです。
更年期の改善には、加味逍遥散よりも、山梔子のふくまれていない逍遥顆粒のほうが、
長期に飲んでも、より安全性が高いです。
エクオールは、健康食品なので、身体にあっているようなら切り替えてもいいと思います。
漢方薬は、始める前には、専門家にご相談ください。
なかなか改善しないときは、当店までお気軽にお越しになりご相談ください。
お大事になさいませ。
回答日時: 2021/01/08 13:42
ミッフィー2さん、こんにちは。
加味逍遥散は長期の服用(※多くは5年以上)により、肝機能障害や腸間膜静脈硬化症をまれに引き起こすケースがあります。後者は腹痛や腹痛や下痢・便秘といった消化器系障害の他、大腸の色調異常やびらん、潰瘍を伴うのが特徴で、一説には配合生薬の「サンシシ」が関与していると言われます。ミッフィー2さんの場合も、この点に配慮しておいた方が賢明かもしれませんね。
一方でヘバーデン結節は、更年期に伴う女性ホルモンバランスの変調・失調から引き起こされるケースが多いと言われます(※一説によると、女性ホルモンの変調により、指の関節に「腫れ」が発生しやすくなるらしいです)。この腫れ(炎症)を抑えるのに先に述べた「サンシシ」、あるいは桂枝加朮附湯が効果的な訳ですが、先に述べたようにそれは女性ホルモンの乱れ、漢方でいうところの「血の道」を通じて誘発されるので、詰まるところ血の道を整えることが大切になってきます。
加味逍遥散も血の道症に用いる漢方薬の一つですが、血の道症に用いる漢方薬はこの他にも沢山あります。市販のエクオールも女性ホルモンの改善(厳密にはエストロゲンの補給)を通じて心身機能を整えるという点では、同様の効果が期待できると思います。ただし実際は、女性ホルモンの不足によって引き起こされる「鬱血や腫れを伴う血行障害」が痛みを引き起こす訳ですので、エクオールがそれらを直接的に改善する訳ではありません。早い話、痛みの具合しだいでは、エクオールと共に「痛みの緩和」を目的とした漢方薬を併用するのも良いかもしれません。
以上、雑多な文書ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/01/08 13:23
ミッフィー2さんからのコメント
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