ニーナさん
投稿日時: 2021/07/14 18:50
25年前から潰瘍性大腸炎を患っております。プレドニンで大腸は安定しましたがが15年前に全身の関節炎になり、白血球除去療法を2クール程行い、プレドニンが不要となりました。その代わりに免疫抑制剤イムランを1錠服用していました。
去年膝関節、足首、手首の関節炎になり、生物学的製剤レミケード点滴を6週間に一度受けてます。一度大腸も悪化したため、一時的にプレドニンを使用し、アザニン(イムラン)を2錠に増やして治りました。
アザニンの影響で肝臓に負担がかかったため、2錠ともやめてしまいましたが、そのせいか、手首には常に軽い痛みがあります。
また、レミケードが5週程で切れてしまうらしく、そうなると突然足や手肩など関節や鍵などに炎症がでます。
免疫を調整す?漢方薬はありませんでしょうか?
ニーナさん、こんにちは。
漢方では免疫による炎症は、免疫機能に関わる気の鬱滞に伴い、患部に血分や水分が溜まり、引き起こされるものと見立てます。膠原病のように炎症が増殖していくケースでは、患部に血分・水分が鬱積していくイメージに近いです。なお、漢方薬での対処の場合、気の鬱滞という部分には柴胡剤が、血分や水分の鬱積という部分には、血滞や水滞を改善する方剤が候補になると思われます。
なお、免疫に関わる気の鬱滞には外因・内因の両方が存在しています。一つの考えとして、免疫は本来、外部からの細菌や異物の侵入に対する機能なので、侵入が繰り返されると、免疫反応もそれに応じて昂っていきます。また一方で、女性の場合は特に、免疫機能は自律神経と共に女性ホルモンの影響を強く受けるので、更年期を境にした女性ホルモンの乱れから、免疫機能の不具合を招くケースが存在します(※全ての女性がその通りという訳ではありません)。
ニーナさんのケースを考えると、潰瘍性大腸炎というのが少し引っかかります。潰瘍性大腸炎により腸管のバリア機能が弱まる(※リーキーガットと呼ばれます)と、飲食物の消化が不十分なまま体内に入り、免疫はこれを異物と認識、免疫反応を活発にしていく流れになります。また、体内に生じた毒素は肝臓で解毒される為、肝臓で処理しきれず蓄積した毒素は全身に回り、炎症という形で飛び火をします。ちなみにそういうケースは漢方薬だけでなく、抗体食品の併用でも改善が期待できると思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/07/16 13:42
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