
腸内細菌
寒い毎日が続き、インフルエンザが大流行しています。
仕事場で休んでいる人が多いとか、学級閉鎖・学年閉鎖の学校も
多くなっています。
春はもうそこまで来ていると思いますが、あと少しこの寒さに耐えて、
元気にこの冬を乗り越えたいものです。
お腹の調子が悪い、ガスが溜まってお腹がはる、下痢と便秘を
繰り返す人も多いですが、このストレス社会を乗り越えるために、
腸の健康を保つことは本当に大切な事と思います。
最近の研究では、健康やダイエットにも腸内細菌がとても大事で
ある事が分かってきました。
善玉菌、悪玉菌のお話は聞かれたことがあると思います。
そして、その他に日和見菌というどっちつかずの菌も存在しています。
これらの菌の比率は、黄金比率(善玉3:日和見6:悪玉1)が理想的と
言われています。だから善も悪もすべて体にとっては大切なものです。
善玉菌は下痢や便秘を予防し免疫力をアップし、短鎖脂肪酸をつくり、
悪玉菌は、肉類を分解し、たんぱく質を吸収するために必要な菌です。
日和見菌が腸内細菌のバランスを調整します。
これらの菌のバランスが崩れた時に、色々なお腹の不快症状や
他の全身症状が現れて来ることがあります。腸内環境のバランスは、
腸内フローラと呼ばれ少しずつ変化すると思われている方も
多いのですが、悪い食事を取れば一日でがらりと悪くなります。
毎日の食事がとても大切なのです。
善玉菌のエサとなる食物繊維を豊富にとり、納豆や酢の物といった
日和見菌のエサとなる食品を毎日取り入れると、善玉菌の黄金比率は
保たれやすくなります。
腸内細菌のバランスが内臓疾患のみならず、うつやADHD、認知症にも
大きく関係していることが分かってきました。
また便移植という治療で、肥満の方にヤセ菌をもつ人の便を移植すると
腸内フローラが改善されて、太りやすさも改善されるという研究も進んで
います。
腸内細菌、まだまだ色々な可能性を秘めていると思います。
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