• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

強い風が吹き、舞い立つ花粉や埃に過敏になっている方もいらっしゃるでしょう。花粉症は今頃多くの方が共有するお悩みですが、漢方の視点での春といえば「コントロール不能な自分自身に苦しむ」シーズンでもあります。
そわそわしたり、妙にイライラしたり、急にやる気がみなぎったけれども広げた風呂敷の収拾がつかなくなったり、などなど。
心当たりはないでしょうか。

春には草木が芽吹きますが、これには大きなエネルギーが必要で、春の陽気がその源となります。私たち人の身体もまた春の陽気を受けて、活動的になっていきます。ですが冬の間じっとしてきた身体はまだ不器用です。急に大きなエネルギーがやってきても、上手に対応しきれないというのが「コントロール不能な自分自身」を生む春の背景です。

そこへ来て現代の杓子定規な習慣です。時計や日付、数字に支配されている私たちの生活は「春になったから全速前進!」と言わんばかり。一方向へ向かうことが得意で、3歩進んで2歩下がる器用さが足りません。いつの間にかストレスを募らせてしまいます。
ストレスを減らす最大のポイントは「一緒に揺らぐこと」です。大きなエネルギーが上へ下へと動くときは、抗いすぎずに適度にやり過ごすのがコツです。そうすると「コントロール不能」と思われた自分自身の舵がちゃんと手中に戻ってきます。

お鍋が似合う春の日もあれば、冷奴が食べたい春の日もあります。寒い時には寒いなりの、暑い時には暑いなりの衣食住ができると、気候によるストレスだけでなく精神的に受けるストレスにも対応できるようになります。
「ポカポカ春の陽気」とか「春の陽射しと南風」とか、あたたかいイメージが先行して冬をすっかり片付けてしまったり、逆にいつまでも冬装備から抜け出せず、汗ばむ陽気への対応が遅れたり、どちらも春にはよくありません。器用に揺らぐ準備をしておきましょう。
三寒四温とうたわれる今は、まだ冬のような守りの姿勢を残しつつ、徐々にスピードを上げていく姿勢が大事です。

それでもうまくいかない時は、どうぞご相談ください。
気の巡りや血の巡り、五臓の不調を除くお手伝いをいたします。
ご自身の本来の力を取り戻して、快適にお過ごしいただきたいと思います。

神楽坂 漢方 有恒薬局 薬剤師・鹿島絵里


『カゼには即効漢方』自分で選んで自分で治す
たにぐち書店 ¥2,200(税込)
神楽坂 漢方 有恒薬局 小池 加能 著

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
株式会社 東京玄文社 ¥1,518(税込)
書店に無い時は、直接FAXでお申し込み下さい。 著者 小池 加能  

2月4日は立春。暦の上では春の始まりです。とは言え2月はまだまだ寒さが厳しく、春の実感は薄いものです。

春の特徴は「風」です。五行学説では春は「木」に属し「風」に通じているとされています。春分前に吹く東風により木々は緑に染まり、春分以降の東南の風で花々が鮮やかに咲き誇ります。冬眠状態で凝り固まった身体は、暖かい春風を感じることによって陽気が次第に生長し気血が増してきます。とは言え、急な気候の変化には身体がついていけないので、立春前の17〜18日間は冬土用と言い、次に来る春という季節に向けて暮らし方を緩やかに変化させていく準備期間になっています。

土用は気候の変化で脾胃(消化器系)が最も疲れやすい時期といわれています。脾胃が弱ると気血がうまく養われず、消化不良・下痢・便秘・手足がだるくなるなどの症状が現れます。ですから土用は「脾胃をいたわる養生」が鍵となります。暦の土用にとらわれ過ぎず、実際に季節の変わり目を感じるタイミングで「脾胃をいたわる養生」を実践しましょう。脾胃をいたわるには脾気を補う粳米・餅米・ジャガイモ・さつまいも・山芋・椎茸・栗・鶏肉・牛肉・ナツメなどの食材を使った料理を食べると良いでしょう。

春に関連して2月17日(土)13時から「花粉症対策セルフケア」のセミナーを開催いたします。ご興味のある方はこの機会に是非ご参加ください。

薬剤師・国際中医師・国際薬膳管理師
津島哲平


『カゼには即効漢方』自分で選んで自分で治す
たにぐち書店 ¥2,200(税込)
神楽坂 漢方 有恒薬局 小池 加能 著

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
株式会社 東京玄文社 ¥1,518(税込)
書店に無い時は、直接FAXでお申し込み下さい。 著者 小池 加能  

2024年は若々しい運気に満ち、新しい価値観に入れ替わっていく様に感じます。
いえ! 歳のせいで、取り残され感に不安を感じているのかもしれませんが・・・。
昨年6月実質的には開局以来40余年勤めた薬局を引退し、次世代に委ねることが出来ました。有難いことです。

また、不思議なことに、北里東洋医学総合研究所医史学研究部の廃部(北里大学に移管?)後、医史学関係の若手や漢方の月刊誌『漢方の臨床』の編集局や東亜医学協会の事務所が神楽坂からそう遠くない三角地点に集まったではありませんか。
気になっていた「寺師睦宗文庫」もしかり。責任の一端が果たせました。

さて、お正月を迎え、あなたはいかがお過ごしでしょうか?
昨夏の猛暑から突然の寒さ変化で、相当な冷えを感じているのではないかしら。私もコロナ罹患後症状として、血行不良によると思える、手足先の冷えに昨夏の不摂生を悔いております。(アイスクリームやサイダー、生のトマト、茄子やきゅうりの糠漬け、スイカや梨など体を冷やす食材をつい先日まで頂いておりました。)

そこで、七草粥と鏡開きのお汁粉に加え、寒中の儀式的、漢方薬膳を楽しみましょう。
「寒疝(冷えが原因で起こる引き攣れ痛)腹中痛及脇痛裏急(大便逼迫)者当帰生薑羊肉湯主之」に習い羊肉(マトンかラム、骨付きだと尚可)をさっと熱湯で洗い塩をして、たっぷりの生姜と長葱のブツ切りと当帰を大鍋にいれます。たっぷりの水を加え、クツクツ3時間ほど、初めは強火で灰汁を取りながら沸騰したら弱火で煮ます。
そこに大根、人参、蓮根、牛蒡、木耳など入れてお好みの味付けで頂きます。
お腹から温まります。私は味噌味とトマト味が好きです。が、さっぱりと鹹胡椒、大蒜や山椒などの味変をお楽しみください。
小池かの拝


『カゼには即効漢方』自分で選んで自分で治す
たにぐち書店 ¥2,200(税込)
神楽坂 漢方 有恒薬局 小池 加能 著

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
株式会社 東京玄文社 ¥1,518(税込)
書店に無い時は、直接FAXでお申し込み下さい。 著者 小池 加能  

11月まで尾を引いたモンスターのような夏が去り、やっと季節が進みました。私の大好きな秋はこれまた例年にない短さで、あっという間の冬の到来にはちょっと釈然としないものがあります。

さて、これから増えるのが「冷え」のお悩み。冷えは漢方相談でも処方を決める際に重視される大きなポイントです。表裏・寒熱・虚実・陰陽、これらを分析しながら様々な症状が生まれる体質を改善していこうというわけですが、冷えとは寒熱で言うならば寒、処方決定の基礎となる性質のひとつです。
ピラミッドを思い浮かべてみてください。土台があってその上に高さが築かれていくわけですが、これを身体の性質に置き換えてみましょう。土台つまり基本の体質があって、その上にさまざまな能力が築かれます。土台が「冷え」。なんだかもう、嫌な予感しかしませんが(笑) あえて解説していきましょう。

私たちの身体は37度ほどで最も活発に代謝反応が行われます。ヒト由来の細胞はもちろん、私たちの大事なパートナーである腸内細菌たちもそうです。
冷えているということは、当然ながら代謝が悪いということです。代謝が悪いので新しい細胞を作ったり老廃物を排出する効率が悪いです。エイジングと関係の深い季節が冬というのもうなずけますね。
デフォルト装備のはずの自然治癒力も、冷えのせいで発揮できませんから、疲れやすい・重だるいなどのお悩みは慢性化していきます。
そして冷えていると縮こまり、硬くなるのが自然の摂理。身体の巡りも同じです。「通ぜざればすなわち痛む」という言葉がある通り、巡りが悪いと痛みが生じます。頭痛、腹痛、生理痛などなど。イライラや落ち込み、不眠など、一見冷えとは直接リンクしなさそうなお悩みも、気血の巡りの悪さに由来することも多いです。

これから悪化するさまざまな症状は、冷えが根深く絡んでいる可能性を考えて、季節にあった養生をしてみることをお勧めします。
本来、私たちの身体は自分で治して自分で維持していく能力を持っています。習慣を見直し、必要に応じて漢方薬の助けを借りることで、面白いほど身体は変わります。冷えの土台なんか手放して、快適な体質を築いてください!

神楽坂 漢方 有恒薬局 薬剤師・鹿島絵里


『カゼには即効漢方』自分で選んで自分で治す
たにぐち書店 ¥2,200(税込)
神楽坂 漢方 有恒薬局 小池 加能 著

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
株式会社 東京玄文社 ¥1,518(税込)
書店に無い時は、直接FAXでお申し込み下さい。 著者 小池 加能  

2023年12月2日(土)、当薬局にて、冷え対策セミナー
 冷えに負けないセルフケア(薬膳・お灸)を開催いたします。

冷え対策セミナー「冷えに負けないセルフケア(薬膳・お灸)」
▲ クリックで拡大表示


 日 時  : 2023年12月2日(土) 13:30~15:00
 会 場  : 神楽坂 漢方 有恒薬局
 定 員  : 6名さま(事前申制・先着順)
 参加費 : ¥2,000
        初回漢方相談または初回鍼灸施術でご利用いただける¥2,000チケット付

 お申し込み・お問合せは・・・
  お電話リンクメールリンクInstagram・DMリンク にて お気軽にご連絡ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。


Copyright© Kagurazaka Kanpo Yu-ko Pharmacy. All Rights Reserved.