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和の香り
~ 香道の成立 ~ 香り等の優劣を競う「香合せ」は一つのテーマに時問が掛かる点、より短時間でしかも色々な楽しみ方が考案出来る「組香」へと遊戯方法が変りました。
![]() この点、香銘の連歌的変化を楽しむ「炷継香(タキツギコウ)」の要素も入っていますが、更に複雑化したものとなっています。又、構造の説明の為に、その基本となる和歌などの「証歌(ショウカ)」を用意し、構成要素も「一・二・三・ウ」や「春・野・雪」等と言った言葉を使う様になりました。 14世紀の頃「十炷香(ジュッチュウコウ)」が生まれ、15世紀には「香合せ」よりも「組香」をより楽しむ様になりました。 香道流派の確立
「東山文化」この頃の風流人、村田珠光(ムラタシュコウ、1423~1502)も同様に、茶に関して研鑚、一休禅師に師事して今日の「茶道」の基礎を確立、ここに「東山文化」が生まれました。 「道」とは・・・「道」とは、中国で興きた「芸」や「術」が、日本人の持つ独特の感性によって発展・成熟されたもので、人の究極の理想である「真・善・美」、或は、「人生の悟り」を訴求し感得する求道の手法とも言え、その中でも、香道・華道・茶道は、その奥に存在する「もののあわれ」を日本人独特の心情で表現した芸術と言えましょう。 |