不眠に漢方でどう対応するかと言うと、
いわゆる睡眠剤みたいなものはありません。

漢方薬の場合、合成薬品の入眠剤のように、
寝る前に頓服的に飲むというタイプではなく、
体質に応じて服用していただき自然な眠りに導くという感じです。

例えば、
ストレスやイライラして眠れないという人には
「気」の巡りをよくしたり「気」を鎮める漢方
を使います。
冷えて眠れないという人には「温める」漢方を、
ほてって眠れないという人には「ほてりを冷ます」漢方を、
「眠れない」ことに不安な人には「不安を取り除く」漢方を、
「凝って」眠れないという人には「凝り」をほぐす漢方を

というように体質を考えながら他にある症状等をヒントに処方決定します。
うまくいけば眠れるようになるだけでなくその他の症状も改善していきます。

それでも、「何か、頓服的なモノを!」と言う方には、
平素は、上記のような考えで漢方薬を服用していただき、
敬震丹」を「頓服」として服用するというスタイルをお勧めします。

 

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