「低温やけど」とはカイロや湯たんぽ、温風ヒーター・ホットカーペット・ストーブなど、暖房器具で本来ちょっと触ったくらいでは、熱傷の原因にならないのに、長い時間触れ続ける事によって起きるやけどです。
普通、熱湯に触れればだれでも熱いし、痛いから余程のことがない限り反射的に手を引っ込めたり、よけたりします。
通常のやけどは一瞬皮膚の表面に熱源が触れておこりますが、低温やけどは皮膚の奥深くにじっくり進行してしまい、通常のやけどよりも治りにくいのです。
低温44℃であれば、約6時間で受傷します。
44℃~51℃であれば接触する温度が高くなるに連れて受傷する時間が短くなる傾向にあります。
低温やけどの恐ろしいところは、一般のやけどより怖い皮下組織が深い所で損傷を負っていることが多く壊死が広範囲であれば、中心部の皮膚を維持する血流がなくなり徐々に皮膚が壊死してしまうのです。場合によっては、手術が必要になったり、感染症にもかかりやすくなってしまいます。
ホットカーペット火傷!若い方にも多くなっています。
☆湯たんぽ・電気アンカ→就寝時には布団から取り出す。
専用カバー・湯たんぽ袋や厚手のタオルに包んでも熱傷になります。
☆ホットカーペット→ふとんでなくホットカーペットの上で寝てしまうと危険です。
☆使い捨てカイロ→必ず衣類の上に貼り、同じ箇所に長時間あてない。サポーターやガードルで圧迫してはダメです。まして、貼ったまま寝てはいけません。思った以上に熱がこもり高温になります。
☆電気毛布→電源を入れて温めておき、就寝時には電源を切る。一晩中使用してはいけません。

<原因>
低温やけどは体温より少し高いくらいの熱を持つものに長時間当たり続けることが原因です。また以下の様な方々はなりやすいと言われています。

<なりやすい人>
・皮膚の薄い高齢者
・寝返りができない乳児
・知覚や運動能力に麻痺がある方
・糖尿病などで手足の循環が悪い方
・泥酔している方
・身体の感覚が鈍くなっている方

低温火傷になった時は軽症でも早めに医療専門機関を受信しましょう。

母です。


母です。今年で90歳です。
大正14年生まれです。
女学校時代から遠泳が得意でした。なんでも興味があり、今でも新聞、テレビが大好きです。足腰が弱っていますが、歯科の兄とドライブに行くこともあります。
毎晩電話していますが、いつも待っていて「これで安心して眠れる」と一言!