• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

さまざまな薬用植物をまとめた古書、神農本草経には
薬用人参について次のような記載があります。

味甘微寒。・・・(中略)・・・精神を安んじ、魂魄を定め、驚悸を止め、
・・・(中略)・・・心を開き、智を益して、気を主る。

asian-ginseng



精神や魂魄、心、智などいわゆる無形のものを整えるのも、
人参の薬能の一つとされ、その働きは養心安神と呼ばれます。
 
漢方では、「気を患うことで、精神は乱れ病む」という点から、
精神や心の不調は、気症(気の道症)と呼ばれます。
現代でいえば、種々の神経症や更年期障害、自律神経失調症、
また原因が不明瞭な不定愁訴も、この気症に該当します。

漢方では精神や心など目に見えないものは、身体の機能に宿ると考えます。
俗にいう心に宿るのではなく、身体の機能に宿るというところがミソです。
そして身体の機能が乱れると、それに宿る精神も乱れてしまう。
人参には身体の機能を整えて、そこに宿る精神を安定する働きがあります。

zxfafasfaw



ちなみに漢方では、身体の機能は内臓が発揮すると考えます。
内臓が身体の機能を発揮する。その身体の機能に精神が宿る。
そうして身体の機能を介して、内臓と精神がつながる。
之もまた、漢方独特の考え方です。


前回の薬用人参をお勧めする理由(4)リンク でも紹介しましたが、
人参は「中」を整える漢方処方に用いられます。
身体の機能にとっての中心は、それに宿る精神にとっても同じく中心的存在です。
精神的不調に処方される漢方薬に人参が
欠かせないのには、そういう背景があります。


Copyright© kanpo-kakinoki All Rights Reserved.