今回は皮膚病の症例です。20年悩んだ皮膚のお悩みから解放されたということで喜ばしい限りです。
是非長くお悩みの方は漢方も一つの選択肢としてお考えください。
Y・Yさん(51歳/市川市在住)

写真は和やかな相談風景
-漢方を始めるきっかけは?
30歳の頃から、両手のひらに湿疹ができるようになりました。夏は痒みに悩まされ、冬は乾燥して皮膚が切れ、無数の傷ができ、痛みで手の感覚がなくなるほど。病院にも行きましたが原因は分からず、「症状と長く付き合って」と言われてしまったんです。
ある朝、血の付いたシーツを見て、家族も心配していましたね。そんな時、近くに漢方の店があることを知り、相談してみることにしました。
-漢方を飲んでどうでしたか?
「1年間がんばって飲んでみよう!」と決心して飲み続けました。さらに飲むだけでなく、二番煎じに手を浸したりもしました。すると秋から飲み始めて3カ月後、冬にはいつもカサカサになっていた皮膚が、しっとりとしているんです。できる湿疹の数も減ってきました。今までは、重い荷物を持ったりすると皮膚が切れて血が出てしまい、綿の手袋が欠かせなかったのに、その冬は手袋無しで過ごすことができました。手のひらに感覚が戻ってきて、食品の袋も開けることができるようになりました。20年できなかったことができるようになって、「人生が変わった」とさえ感じるようになりました。家族も喜んでいます。
-読者にメッセージを
もし長く病院に通っても改善しない皮膚疾患をお持ちの人は、「漢方」を選択肢のひとつとして考えてもいいと思います。