前回の続きです。
一度断裂した骨盤底筋の部分は弛緩しやすいので、いかに産褥時期のケアが大切かを知ってほしいのです。出産した後では間に合わないので、産前にこのような情報をしっかり調べておくことも必要でしょう。
骨盤底筋の血行を良くするのは産褥体操だけではありません。たとえば、授乳をすると幸せホルモンと言われる「オキシトシン」が分泌されますが、このホルモンは子宮を元の大きさに戻すとともに、骨盤底筋も引き締める作用があります。母乳が出るか出ないかは別にして、授乳は赤ちゃんのためだけではなく、ママの身体にも重要だということです。
東洋医学では出産や更年期などで内臓のエネルギーが低下すると胃腸だけでなく膀胱や子宮まで下垂しやすくなります。それを出来るだけ早く回復させてあげることをお勧めします。できれば産前から予防のための漢方薬を服用したり、自身の体質に合わせた鍼灸治療を受けることをお勧めします。
産褥体操は出産直後積極的に行うことで、その後に起こるかもしれない尿漏れ予防になるので、ネットなどにも出ていますから、出産前に覚えておき、出産したら実行することをお勧めします。
ツイート |
更新日: 2019/07/01 |