まずは下の図の肝からお話しさせて頂きます。
肝は自律神経を調整する。
肝は自律神経の働きを整えて、気血の巡りをコントロールしています。ストレスなどで肝の働きが悪くなると、気血の巡りが滞り化熱し、炎症や湿疹が生じやすくなります。アトピー性皮膚炎の場合、この熱が痒みを悪化させる原因となるのです。交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)が入れ替わるときに痒みが強くなる方も肝のコントロールが必要でしょう。また、血液の巡りが悪くなると瘀血が生じやすくなるので、シミや色素沈着の原因となることがあります。
肝の熱を取るには竜胆瀉肝湯や加味逍遥散、血の巡りをよくするのに桃核承気湯や桂枝茯苓丸などの漢方薬や鍼灸治療でそれぞれ、清肝瀉火法、活血法を行うようにします。
自律神経を調え、血流を改善する赤ラフマもおすすめです。
