心は血液循環を司り、皮膚の栄養状態を維持しています。
気や血の不足により心の機能が低下すると皮膚の艶がなくなったり乾燥したりと皮膚トラブルの原因となります。
また心は神明という大脳の働きを司るため、精神機能に関与し睡眠のコントロールを行っています。そのため、アトピー性皮膚炎などで痒みが強く眠れない場合は、精神を安定させる安神法で心の調整を行う必要があるでしょう。酸棗仁湯や帰脾湯など安神作用があるものがオススメです。
心はもともと熱を持ちやすい性質があり、皮膚の炎症が強い場合には三黄瀉心湯や黄連解毒湯、清心蓮子飲などの漢方薬や鍼灸治療で清心火法を用いて不要な熱をとるようにしましょう。
