今回は皮膚病のお話しで、今回で五臓と皮膚のトラブルに関しては最後になります。
今回は腎についてです。
腎は成長・発育・骨を司り、骨髄を生むため免疫の根本を支えています。そのため、腎の働きが落ちると免疫機能の乱れが生じやすくなり、皮膚の炎症反応がひどくなったり長期化することがあります。
皮膚の炎症反応がひどくなったり長期化することがあります。ステロイド剤の乱用などによっても体内のホルモンのバランスが乱れ、皮膚トラブルの難治化につながることがあります。ステロイド剤は皮膚科のドクターの指示に従い正しく使用するようにしましょう。
また加齢によって腎の機能が落ちると、老化スピードが上がる為、皮膚の乾燥やシワやシミの原因となります。腎の機能を補うには、六味地黄丸や知柏地黄丸、杞菊地黄丸などの漢方薬や鍼灸治療で補腎法を行い、体質の底上げを行いましょう。
