最後は高温期(黄体期についてです。)
黄体期は受精卵の着床環境を整える時期で子宮内膜に再生された分泌腺の働きにより、栄養素に富んだ分泌液(子宮ミルク)を蓄え、
受精卵が着床、発育しやすい環境を整える時期です。
黄体ホルモンの作用により、子宮内膜への血液の供給が加速しエネルギー代謝が高まるため、基礎体温が月経期、卵胞期より0.3~0.5℃高くなります。安定した高温期を維持し受精卵の着床・発育を助けるために、温補腎陽作用のある漢方薬やツボを用います。
代表的な漢方生薬・・・肉ジュヨウ・トシシ・インヨウカク・ゾクダン・地黄・鹿茸・杜仲など
代表的なツボ ・・・太渓(+灸)、足三里、腎愈・子宮(+灸)など
