
今回は、タイトルにあるように、胚移植当たりの出生率が女性の年齢ではなく卵子の年齢で決まるという話をします。

上図は、アメリカの体外受精における出生率についてです。
20代女性からの提供卵子を使用した場合と自分の卵子を使った場合の胚移植1回当たりの出産率(%)を示しています。
20代女性からの提供卵子を使用した場合と比べると、35歳頃から下降しています。
中医学においても女性の腎精のピークが35歳までである事から、西洋医学との相関性が考えられます。
最近の研究で精子の老化も35歳から始まる事が分かってきましたので、ご夫婦での取り組みが必要です。