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御無沙汰しています。
漢方三考塾は無事にすべりだしました。
先生は今、講義準備にメクジラを立てておりまして…(笑)
代わりに私、關根が更新させていただきます。

● 外因・内因・不内外因

 体の調子が悪い、病気になった、誰もが経験する事です。そんな時“なぜ、そうなったか?”と病因を探った事はありますか?

 漢方医術では、私達は大宇宙の中の小宇宙で、自然界の中で生かされていると考えます。自然界の摂理から私達は、風(ふう)・湿(しつ)・暑(しょ)・火(か)(熱(ねつ))・燥(そう)・寒(かん)という6つの氣候の変化(六氣)を受け季節を感じます。ところが、この六氣が激しく変化すると、風邪・湿邪・暑邪・火邪(熱邪)・燥邪・寒邪(六淫(ろくいん)・りくいんとも言います)となり、私達の体に悪影響を及ぼし、病の原因となるわけです。体の外からの原因なので外因と言います。
六淫は単独の場合もありますし、複数が組み合わさっての影響を受ける場合もあります。

 外から受ける病因が外因なら、内から受ける内因もあります。生きていれば様々な出来事があり、感情が生まれます。人それぞれの考え方・捉え方、体質なども内からの物です。
それらを怒(ど)・喜(き)・思(し)・憂(ゆう)・悲(ひ)・恐(きょう)・驚(きょう)の七つに分け、七情(しちじょう)と言います。
感情豊かなことは素敵です。でも、七情が激しすぎたり、いつまでも引きずったりすると、体に影響し病因になってしまいます。
いつまでも怒ってイライラしたり、感情に浸り憂い思い悩んでいたり、クヨクヨ悲しんでいたり、いつも何かに怯えていたり、何かにつけヘラヘラ喜ぶような心の状態も体には良くありません。

 外因でも内因でもない病因を、不内外因と言います。食べ過ぎ、飲み過ぎ、痩せたいからと栄養を無視した食生活など、自らが招く不摂生(バランスの過不足)、中毒や外傷・虫刺されなどの不意なアクシデント、人災、伝染病なども不内外因です。

 外因にも強く、むしろ心地良く受け止められるくらいの体、内因は穏やかに調え、コントロールができ、自らが氣をつけられる範囲の不内外因は招かず、健康で元氣でいられたら幸せですね。


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