漢方では、体に必要な液体成分を津液(しんえき)と呼びます。若いうちはみずみずしく体重の70%は津液です。年を取ってくると50%にまで減少するのでシワシワに成ってしまいます。
春になり、外気温が上がると、知らず知らずに不感蒸泄で汗をかき、塩分と水分が抜けて行きます。乏津まで行かなくても、それで、眩量(めまい)やギックリ腰を起こします。
私も、ある朝目覚めてカーテンを開け、今日の桜はどうかしらと思う間もなく、やっちゃいました。20数年振りに天井がグルングルンと右回転のめまい。ムカムカして目を開いていられません。
枕元に置いてある氣付けの漢方薬を服み、沢瀉湯も服み、目を閉じ、何とか半日で頭重感を残すのみとなりました。
皆様も漢方薬の即効性を知り、初夏用の漢方薬をご準備下さい。
梅干し入りのお茶で予防し、散歩して氣を晴らしましょう。
小池 加能 拝
『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ 定価(本体1380円+税)
ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E
株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ 定価(本体1380円+税)
ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E
著者 小池 加能