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症状の裏に消耗あり。
本日は前回に引き続き、アトピー性皮膚炎や
それに準じたドライスキン、皮膚のかゆみ。

前回もお話しましたように、
慢性的な皮膚炎やかゆみ、特に小さなお子さんが抱える症状では、
清熱や解毒といった治療に加えて
からだに備わった「熱を制御する働き」を高めていく必要があります。
すなわち熱処理を整備して、熱によるトラブルを起こりにくくする

話が少し脱線しますが、人間はそもそも恒温動物ですから自己で熱を産生する。
けれどもそのまま生じた熱を抱え続けると、オーバーヒートしてしまう。
ですから余分な熱や質の悪い熱を外へ排出する過程が必要になります。
ちなみに、この質の悪い熱というのが
しばしば健康上のトラブルの種になると考えられます。

この熱を外へ排出する経路を
からだの表面全てが担うというのが、また一つ漢方の特徴的な考え。
皮膚のみならず、呼吸器や便通もこれに含まれます。
即ち「」が司る。
漢方ではこれらは全て肺に属すると考えられています。

しかしながら、この「肺」が「円滑」に働くのは、
」という別の臓器に因る部分が大きい。
肝は西洋医学では自律神経と呼ばれる働きをもっています。
緊張すると無意識に呼吸浅くなり、深呼吸をするとリラックスするというのは
この「肺」と「肝」の関係を現す生理の一つです。

即ち、肺と肝の間には熱を制す働きを担う「肺」と、 
その働きを十分に活用する「肝」という関係にあります。

ただ、ここで一つ留意いただきたいことがあります。

一般的に、熱の制御や排出は、熱容量が大きくなるほどに難しくなる
御せない熱は、いかにからだに働きかけても御せませんということ。
熱の暴走が熱の制御に悪影響を及ぼしてしまうわけです。
このことは東洋医学の五行論でも、
火は金を抑制すると表され、金は肺の働きを意味しています。

そして留意いただきたい点とは
アトピー性皮膚炎に悩されている方が、
この「火」を大きくする生活や習慣を営んでいないか
というところ。(つづく)

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