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症状の裏に消耗あり。

前回は「温める」と「温まる」の違いについて述べましたが、
からだを温める素材として取り上げた生姜と大蒜でも
温める部分はやはり異なります。

基本的には
生姜は「表面」を温めるのに優れていて、
大蒜は「筋肉」を温めるのに優れています。

ちなみに、「表面」にはからだの表面の皮膚もありますが、
からだの内側にありながら外界と接する消化管もこれに当てはまります。
消化管の働きの要は消化・吸収が行われる表面(内膜)にありますが、
生姜はその「表面を温める」という働きを通じて、
内膜の働きをときには盛んにし、ときには適正に戻したりするわけです。
ちなみに、酸味を口にするとその刺激で誰しも唾の出が良くなりますが、
温めるという生姜の働きはむしろ、
消化器管が不調の時に活きてくるという面があります。

また消化管は、それを覆い包んでいる「筋肉」の働き(膨張と収縮)によって
食べたものを下位の消化管(胃から腸)へと消化輸送します。
消化管を覆う筋肉を温める事は、
そういう働きを引き上げる、すなわち消化輸送を促すということにつながります。

このような経緯で、生姜や大蒜は消化器官の働きを良くします。
皆さんが一度は耳にしたことがある、「生姜や大蒜が食欲を促す」という情報の裏にも
実はこういう「聞いて納得の事情」があるんですよ。
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