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漢方治療をする上で、ときに大切になるのが養生です。
特に食養生は、日々の食事から人のからだが成っているだけに
大変に重要だということは、ご理解いただける事と思います。

漢方のもっとも基本的な考え方は 陰陽ですが、それは食においても同じです。
例えば、肉や魚などの動物性食品は 陽性 なので、
これを好んで食べると、からだは陽性に偏っていきます。
陽とは「中心に向かって収縮する性質」を指しますが、
そのような性質が強く働くと(言いかえれば悪い方向に働くと)、
いろいろと悪いものが溜まったり、凝集しやすくなります。

逆に砂糖に代表される甘いものや果物は 陰性 なので、
これを過剰に摂ると、からだは陰性に偏っていきます。
陰とは「外に向かって広がる性質」を指しますが、
そのような性質が強く働くと(言いかえれば悪い方向に働くと)、
からだの締まりが悪くなり、むくみや鼻炎などが起きやすくなります。

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ちなみに、穀物全般は陰陽の中間にあたる中庸です。
中庸のものが主食となっているのは、陰陽のバランスを保つ上でも都合が良い訳です。
なお、パンについては諸説ありますが、加工食品としてのパンは、
陰性としての性質が強くなるため、注意が必要です。
そして人といえども、その本質は動物ですから、元来の性質は陽性に寄っています。
ですから、食事全体では中庸からやや陰性寄りが理想とされています。

話が逸れますが、肉中心の食生活を続けると、
腸内細菌も、肉食のそれになっていくことがわかっています。
肉食を続けることで、からだ自身も肉しか受けつけなくなっていく。
そうして体質が嗜好にフィードバックしてしまうというのも、
からだの陰陽のバランスが乱れた一つの現われだと思います。


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