• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

葛根湯はその配合に麻黄を含む為、実はそこそこ強い働きを持っています。
古典の傷寒論にも「・・・汗無く悪風するは、葛根湯之を主る」と、
汗をかかないものを発汗して治す方剤 として記載されています。

けれどその強い発汗力が、ときに体の負担となる場合があります。
発汗による体力を消耗。血行促進による動悸・血圧異常、排尿異常。
あるいは麻黄自体が合わずに起こる胃腸障害など。

葛根湯を躊躇うときに用いる処方として、桂枝湯があります。
この処方は葛根湯から麻黄と葛根を除いたものですが、
同じ系統のお薬でもあり、兄弟のような関係にあります。
本来は 葛根湯より軽微なもの 、かぜで言えば項背に緊張が無く、
寒気もそれほど強くないものに適したお薬ですが、
店頭では 葛根湯の強い作用が懸念される方 にも応用されます。

family_kyoudai

桂枝湯に配合され、その名前の元にもなる桂枝は解肌をなす生薬です。
解肌は、 皮下組織の働きを整える事 と解釈されます。
例えばかぜの場合、汗が出ている人は自然と出なくなり、
出ていない人は汗が自然と出るようになる。
汗を出す向きにも止める向きにも働くので、
その作用は一方通行な麻黄よりも、ずっと穏やかです。

そんな桂枝を含む桂枝湯は解肌・調和営衛の作用を持ち、
からだを温めて、解表(発汗・利尿)を促す葛根湯に対して
からだを温めて、身体機能の調和を促すお薬とされ、
寝汗や湿疹などの皮膚トラブルや、神経性の下痢・腹痛に応用されます。


Copyright© kanpo-kakinoki All Rights Reserved.