前回お話しした陰と陽のバランスが崩れることを中医学では「陰虚」「陽虚」といいます。
この2つについて説明します。
まず、「陰虚」ですが、これは体内の水分が不足している状態のことです。
身体に潤いがなくなり、余計な熱が生じ、のぼせやすくなります。頭のふらつきやのぼせ、ホットフラッシュ、イライラ、耳鳴り、口の乾燥、血圧上昇などの症状が現れます。また、身体が興奮状態、特に夜にそれが現れるため、不眠にもなります。このような不調は更年期でよく言われる症状です。
一方「陽虚」とは、身体エネルギーが不足した状態のことです。
冷え、めまい、頻尿、動悸、肥満、疲れやすいなどの症状が現れます。
もちろん、陰陽がどちらも減っている「陰陽両虚」という状態もあります。
改善方法については次回。
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更新日: 2019/03/28 |