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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

女性不妊で相談に来店される方が多いですが、中には男性不妊の相談で来店されるお客様もいます。
男性不妊と言っても原因はいくつかあり、今回はその中の一つである無精子症を取り上げていこうと思います。

無精子症とは
精液中に精子が全く見られない状態のことです。

診断:
精液検査で精⼦が確認出来ない場合、無精⼦症の可能性があります。
2回の精液検査で2回とも精⼦を確認できない場合に無精⼦症の診断となります。

割合:⼀般男性の約1%。男性不妊の場合では約10%でみられるとされています。

無精⼦症のタイプ

閉塞性無精⼦症:精巣で精⼦が作れているが、通り道が詰まっていてでてこない状態
⾮閉塞性無精⼦症:精⼦がうまく作れない状態

原因
不明確なことが多い。
ただ、精巣超⾳波、⾎液中のホルモン検査、染⾊体検査、遺伝⼦検査などを⾏うことにより、分かることもある。
分かったとしても染⾊体や遺伝⼦検査で異常があった場合、それを治療により治すことはできない。

子どもをもつことは可能か否か?
精巣の中の精⼦を回収することができれば、その精⼦を⽤いた顕微授精で⼦供を持つことは可能です。
精⼦回収の可能性については、術前に閉塞性と診断された例で90%⾮閉塞性と診断された例で30%とされています。

顕微授精
原則として手術療法が唯一の治療法
閉塞性無精⼦症、⾮閉塞性無精⼦症のいずれにおいても特殊な例を除き、西洋薬物療法の治療による改善の⾒込みはほとんどなし。

閉塞性無精⼦症:可能であれば精路再建術、再建不能なら精巣精⼦採取術+顕微授精
⾮閉塞性無精⼦症:精巣精⼦採取術+顕微授精


漢方薬での治療は?
・精子が運ばれる経路が物理的に詰っているような症例は、漢方薬での治療は向いていない。→手術などの西洋医学的療法を優先。
・遺伝的原因などによる完全な無精子症も漢方の適用にはなりません。
しかし、無精子症でも正常な精子を作る能力が残っている場合は有効なケースがあります。
受精後約6日かけて分裂して孵化した後着床するのですが、この受精卵の分割には精子の質が関係していることが分かってきました。
体外受精をしても、なかなか分割が進まないケースや、受精卵の質が上がらないケースには男性へのケアも必要で、漢方と鍼灸の併用が効果的です。
精子の質を上げるために補腎薬や鍼灸治療でも腎経のツボを刺激し、精巣への血流量を高めます。
あとは、飲酒やストレス、食習慣、体温管理(熱がこもりすぎないようにする)にきをつけるようにしてください。

以上です。

ご一読ありがとうございました。