こんにちは。
今回は、病院における妊娠率についてまとめてみようと思います。
今まで人工授精や体外受精、顕微授精は保険適応外でした。
今年4月から不妊症にも保険適用がなされ、上記の治療は保険適用となる予定です。
そこで人工授精の妊娠率はどのくらいなのでしょうか。
様々な医療機関が人工授精の妊娠率をHPで掲載していますが、
日本産婦人科医会を参考にすれば、
1周期あたりの妊娠率は5~10%です。
性交障害やヒューナーテストで頸管粘液不適合症例などに限れば治療効果は期待できます。
人工授精を4周期以上行った累積妊娠率は、
40歳未満で約20%、
40歳以上で10~15%
です。
裏を返せば80%以上の患者が人工授精では妊娠は難しいことになります。
若年女性でも人工授精を5周期以上続けてもわずか3~5%しか妊娠を期待できないため、3~4周期人工授精を行っても妊娠しない場合は次のステップへの検討をすべきであるとしています。
また、人工授精は原因不明の不妊症と考えられる受精障害や卵子のピックアップ障害などの不妊原因は効果は得られないとされているため、体外受精や顕微授精のような特定不妊治療に進むべきであるとしています。
以上です。
ご参考ください。
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更新日: 2022/01/12 |