
甲状腺は首にある蝶々型の臓器です。新陳代謝を活発にするホルモンを分泌します。
このホルモンは卵胞の発育や胚の成長、着床などに影響します。
例えば、
・脈が早くなるもしくは遅くなる
・汗が多く暑がりもしくは寒がり
・疲れやすい
・むくみやすい
・生理不順
などが甲状腺の病気に見られる症状です。
当てはまる方はいらっしゃいますでしょうか。
甲状腺の異常は、不妊の検査で見つかることがあります。
妊娠をすると、甲状腺ホルモンの分泌量が変化しやすいため、妊活中から適切に保つことが大切です。
もし、異常が見つかっても治療を行うと妊娠率を向上させ、流産率を減らせます。
そのため、甲状腺の専門医と不妊治療の専門医の連携が大切になってきます。
甲状腺の治療で、甲状腺刺激ホルモン(TSH)を適切に管理すると体外受精だけでなく、一般不妊治療の
妊娠率も向上につながりますので、これから妊娠を希望される方は、ブライダルチェックや婦人科の検査を受けること
をおすすめします。
甲状腺疾患による漢方治療を考えると、
ストレスや、緊張の持続、激しい感情の起伏などの影響で失調した気の流れをスムーズにする漢方を出したり、
そのせいで悪くなった血行を促進したり、腫れやできもの、しこりを体内に溜まった過剰な水分や湿気と考えそれを取り除く漢方を出して治療をします。
以上です。
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