誠心堂薬局船橋店 関根です。
今回は移植について話そうと思います。
一例として、
AMHも年齢相応の数値で、採卵もとれて胚盤胞も複数ストックできており、
胚盤胞のランクは4AAのような良好胚を繰り返し移植するがうまくいかない方を想定します。
この場合、今後どのように治療に取り組んでいったらいいでしょうか。
妊娠しない理由としては、
『胚の染色体異常』が考えられます。
そのため、
・移植前にPGT-A検査(着床前検査)
を検討します。
他にも、
・着床障害に対する血液検査
(抗カルジオリピン抗体IgG、抗CL・β2GPⅠ抗体、抗核抗体、血中の亜鉛濃度を調べる検査亜鉛値¥1,100●
APTTやPT、夫婦染色体、Th1/Th2比)
・卵管水腫がないか
・子宮内膜ポリープや癒着がないか
・慢性子宮内膜炎が起こっていないか
・着床窓のずれはないか
など
着床不全の原因を調べていきます。
もし繰り返し移植してもうまくいかない方がいらっしゃったら、次の移植までにやるべき検討は上記のようなことを
調べていくと思います。
是非、ご参考下さい。
