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梅雨から夏場にかけての蒸し暑さが影響して、巷では水もの、生もの等の摂取が確実に増加します。ですが、その際の食中毒・下痢症状には十分にご注意を。

食中毒原因の約9割は細菌とウイルスによります。特に暑い時期は、胃酸の希薄(主として水分の過剰摂取による)も相まって、細菌やウイルスに対する消化器官の抵抗力も疎かになりがち。「家族で海外旅行に行き、現地の料理を『うまい、うまい』と食したが、翌日には家族全員が下痢に悩まされて、さんざんな旅行だった」、などという話も毎年のように耳にします。またそのようなウイルスが影響して、下痢や吐き気・嘔吐といった消化器症状を伴う夏カゼをこじらせてしまう方も。カゼを引いたらお薬となるのですが、胃腸症状があるために、成分が吸収しにくいといった問題も出てきます。

一方で食中毒対策では十分な熱調理も必須です。古人がその代用として、生ものとともに殺菌・抗菌作用をもつ薬味を摂ったというのは有名なお話ですね。「寿司屋に行ったらまずガリを食え」というのも理にかなったことなのです。

夏の漢方治療では、「体内の水はけを良くする」というのが一連の共通項として取り扱われ、これには藿香正気散をはじめとした漢方薬が用いられます。主薬の藿香には、適度に体を温めて湿気も発散させるとともに、働きの悪くなった胃腸を癒して食欲不振を改善する作用があります。ちなみに【正気散】とは、カラダの内外の冷えや湿気などが原因で、乱れてしまった気を正すという意味に由来するとか。この場合の気は、消化器官の免疫力や抵抗力を表現しているともいえますね。

さらに近年の研究では?香という生薬に抗菌作用があることも発見されており、夏の養生漢方、下痢・食中毒対策としてこの漢方薬の服用が推進されています。また、胃腸の免疫力を向上して食中毒を予防するという観点では、ノロウイルス対策に効果のあるラクトフェリンの利用なども有効ですね。


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