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京都市内では今日から祇園祭が始まります。
いつもながらその熱気には驚かされますが・・・。
最近はこの時期に合わせて観光ツアーも組まれているようで、7月に入ってから外国人を目にする機会が増えた気がします。京都の夏の風物詩ですからね。今年から後祭も復活するそうですからね。

暑気あたりは天災
 備えあれば憂いなし

夏バテは人災
 火のない所に煙は立たず

地震や落雷、津波のような天災は本来、人間の力ではどうにもならないものです。暑気は夏の自然界に満ちる気ですから、これも同様に私たちの力ではどうにもなりません。この暑気に当てられることを暑気あたりというわけですが、「暑気に負けるに任せろ」という訳ではありません。落雷に備えて軒下に隠れるように、津波に備えて高台に上るように、暑気に備えて○○する。ようするに方向転換です。

備えあれば憂いなし。そうして難を避ける。文字通り避難する。ご自身の体質や生活スタイルに合った避難経路(予防策)を今のうちに整えておきましょう。漢方は生き方(養生)を唱えた方術でもありますから、暑気への方策がそれはいろいろと書かれています。

一方で夏場バテは人災です。要するに過ち。過ごし方の過ち。備えの過ち。今の言葉で言えば生活習慣病。本来のニュアンスとは異なりますが。

夏を制するのではなくて、暑さを遠ざけるのではなくて。
暑さに逆らわないようにして、夏を治めるようにつとめていく。

付き合い方さえ誤らなければ、夏の暑気は良き隣人です。


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