鉄は熱いうちに打て
同じくして
病は暑いうちに打て
漢方には慢性化した症状や病、特に冬に悪化しやすいものは
夏の暑い時期に治療を行うとよい結果が得られるという経験則があります。
すなわち冬病夏治【とうびょうかじ】。
鉄は熱いうちが加工しやすく打ちどきであるように、
病も同じく暑い時期には揺れ動きやすくなる。
新陳代謝も上がってくるから、治療や服薬の効果も得やすくなる。
また熱いうちに鍛えることで鉄の精度・強度が上がるように
私たち一人一人の健康も、暑い時期に鍛える(養生する)ことで、質が良くなってくる。
特に皮膚や粘膜、呼吸器官はその恩恵が大きいようですよ。
ですから養生はある種の鍛治、精錬作業。
叩けば良いってもんじゃありません。叩き時、叩き方があります。
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更新日: 2014/07/15 |