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疲れの裏に乱れあり。

ゴールデンウィークはいかがでしたか。
春の陽気に誘われ遠出をする。
近郊でピクニックをして悠々と過ごす。
家族サービスに勤しむ。
十人十色の過ごし方があったかと思いますが、
その様な中、ゴールデンウィークの暑さはあいかわらず旺盛気味でした。
黄金週間で英気を養うつもりが、返って疲れて、体調を崩してしまう。
最近はそういうケースも少なくないと耳にします。
これをお読みの皆様はいかがでしょうか。

さて、前回の中で、
春季に旺盛な暑気による疲れの裏には、
暑さへの対応力が未熟なことが影響していると述べました。
「暑さへの対応力」とはすなわち、
①暑さに対してからだが自ずと速やかに反応すること
②反応する中で活発になる働きや旺盛になる機能のこと:例えば発汗
の組み合わせと考えられます。

そして暑さによって疲れやすい方はこのうち、

①暑さに対する反応が緩慢
②対応して活発になる働きや機能が不十分

この二つのいずれか(もしくは両方)が関与していると考えられます。
春先は特に、季節の変わり目:三寒四温であることも影響して、
このうちの特に①暑さに対する反応の緩慢さが大きく関与します。

では、その対処法ともいうべき方法ですが、一つには『暑さに慣らしていく』
当たり前の話ですが、そもそも暑さに慣らしていかないと、
暑さに対して反応していくことなどできません。
実際にも、暑い土地で長く生活する人には、
暑さに対する対処法も然ることながら、「暑気に対する抵抗力」が養われていく。
逆に、暑さ対策を文明の力に頼りすぎるのは、
暑気に対する抵抗力を衰えさせたり、
からだに備わる暑さのアンテナを鈍らせますから注意が必要です。

この点を踏まえた上で、さらにもう一つは『風通しを良くする』
盛夏の暑さと異なり、この時季の暑さは湿気を帯びていない為、
カラッとしており、その中で吹く風はとても心地良いものです。
風が涼しさを運んできてくれるわけです。

家屋は、窓や扉をすべて開けておくと風通しが良くなります。
そして薄着は、体の表面近くの風通しを良くすることですが、
これに加えて、『からだの内側の風通しも良くしておく』ことで、
熱が篭りにくく、暑さ疲れも溜まりにくくなることでしょう。

そして、詳細は次回としますが、『からだの内側の風通しを良くする』とは、
漢方の養生の基本『巡りを良くする』という事に帰結していきます。
ものが巡れば流れができて、流れができればそこには自ずと風が生じます。
自然界でも人のからだでも、それは変わりません。
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