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疲れの裏に乱れあり。

ここ数回に渡り、暑気による疲れについて述べておりますが、
そもそも「暑いから疲れる」というこの症状(というか現象)に
疑問に感じたことはありませんか?

盛夏に汗をかき過ぎて消耗して疲れる。
服水のし過ぎでからだが重だるくなって疲れる。
そのようなケースでは疲れてしまう事にもうなづけると思います。
ですがそういうことを伴わずとも「ただ暑いだけで疲れる」。
これはいささか腑に落ちないと思ったことはありませんか。
もっとも、理屈はどうあれ、
暑さに長時間さらされると現実に疲れる事は疑い様もありません。

「暑気当たり」といわれるように、暑さは暑気を帯びています
ですが暑気とは私たちにとっては利用できない熱エネルギー、いわば廃熱です

私たち自身は体内でエネルギー:気を錬って生きています。
そして体内で作られるエネルギーは質が良いので、
体熱をはじめ様々な形で活用されます。
対照的に、外からやってくる暑気は質の悪いエネルギーで、
活かし様がない
わけです。
からだに抱え込んでも活用することができませんし、むしろ荷物にしかならない。
けれども暑気に身をさらすというのは、
多かれ少なかれそういう廃熱をにからだに蓄えることになる。
すると、過熱:熱し過ぎるわけです。
この過熱した状態を疲れとして感覚するわけです。

そして店頭でこのようにお話しすると、
「では、出歩かない方(暑気にからだをさらさない方)が良いんじゃないか?」
と考え及ぶ方もいます。
けれどもそれはとどのつまり、
「疲れないようにする為に、疲れる事をしない」のと同じです。
それではますます駄目になっていきませんか。
暑気に身を晒さない方法よりも、身を晒す暑気への対処法を備える。
これこそが健康への一歩だと思います。


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