• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

疲れの裏に乱れあり。
きょうから7月。早くも半年が過ぎたわけですね。
京都は梅雨明けと共に、祇園祭で賑わう一ヶ月。
繁華街はさぞ活気に溢れることでしょう。
個人的には、その界隈で行われる歩道拡張工事の影響が気になるところです。

長患い。何を持って長患いとするかといわれると迷いますが、
この場合は文字通り、長い間をかけて患っている、症状を抱えているという認識で良いかと。
長く続く疲労であったり、長期に渡る耳鳴りなどもこれに含まれることでしょう。

十人十色の長患いでしょうが、
それらに共通するのが、「篭(こも)り、窮(きわ)まる」という点。

長引く症状に皆さんが感じる「頑固さ」は、
病邪が長い時間をかけて「篭り、窮った」状態に陥るからと考えられます。
これは他方で、暑気当たりのように、
短い期間に集中的に「篭り、窮まる」症状にも同様に言及できます。

暑さが篭もり、暑気に負ける
気持が篭もり、心神が鬱する
血液、体液が窮まり、視覚・聴覚を災う

「篭もりやすさ、窮まりやすさ」とでも言えば良いのでしょうか、
そういう傾向は、年齢や性格などはもちろんの事、
身を置く環境や身の回りの状況など、実に多くに影響されます。

そのような場合、症状に関わらず必要となるのは、「和ませる」こと。
篭もった中身、窮まった状態を自然な形で解消してあげる。
「柔らかくする」という方が的を得ているかもしれません。

まさしく、柔よく剛を制す。
柔とは、和ませる、解消する治療のこと。
剛とは、篭もり窮まった病状のことを指すと思うのですよ。(つづく)


Copyright© kanpo-kakinoki All Rights Reserved.